夜空を飛ぶ飛行機〔6429〕2020/11/21
2020年11月21日(土)晴れ
異様に暖かい日が続いたけど、どうやらそろそろ気温も下がり始めるようです。とは言え、今朝もそんなには、寒くありませんな。今朝は本社棟の前からオリオン座方面を撮影しました。ひまわり乳業南国工場工場と書かれた看板の上に、シリウスが輝いてます。
オリオン座の右手。電線と電線に挟まれた空を、飛行機が飛んでるのわかりますでしょうか。8秒間シャッター開けてるので、灯りを点滅すながら移動する飛行機は、破線みたいに見えてます。こないだのISS(国際宇宙ステーション)とは飛び方が全然違いますね、飛行機は。
なんか、久々に夜明け前の空を飛行機が飛んでいくの見た気がします。いや、飛んでるんでしょうが、最近あんまし見ませんでした。
この時間に空飛ぶ飛行機は、圧倒的に減ってるでしょうねー。基本、こんな時間に飛んでるのは国際線ばかりでしょうきに。
コロナになって、飛行機の運行は極端に減少しました。それでも国内線は、かなり戻ってきて通常の半分くらいにはなってるでしょうかね。でも国際線はまだまだ。簡単に海外へ行ったり海外からやって来たりができませんきんね。そんな訳で、夜空に灯りを点滅しながら飛ぶ飛行機は激減したまんま。最近の状況に鑑みても、まだしばらくはこんな感じなんでしょうねー。
飛行機と言えば。一昨日の夜見た「メトロポリス」では、巨大なビル群の間を、複葉機のような飛行機が飛び交ってました。1920年代に制作された、2020年代を舞台にしたディストピアSF「メトロポリス」。本当の2020年代に暮らす僕らにとって、とても興味深い映画であります。知らんかったけど、DVDも売ってました。
当時の想像力では、空飛ぶ乗り物としては複葉機のようなものが最先端、未来の乗り物だった訳ですな。ドローンみたいなものは、想像力の埒外。でも考えてみると、ドローンってのも最近のもので、ほんの10年前には、ドローンみたいなのが空の状況を変えてしまうなどということが想像の埒外でした。
ほんの10年前にはスマホがこんな状況になるなんて思ってもなかったし。
100年前の想像と100年後の現実を比べてみる。
想像でも、高速道路みたいなのがあって、高層ビルが立ち並び、飛行機(複葉機やけど)が飛び交う都市が表現されてます。現実と圧倒的に違うのが、コンピューター関連の状況。想像では「機械文明」がどんどん巨大化していってる訳やけど、結局のところがアナログでしかありません。アナログの「機械」が巨大化していく感じね。
つまり。
この100年間での、想像を超えたブレイクスルーは、急激なデジタル化であったのかも知れない、と思いました。「メトロポリス」観て。
そう。想像力を超えたブレイクスルー。それは、これからも必ず起きる訳で、それがどんなブレイクスルーなのかは「想像力を超えてる」から想像もできん訳ですね。
100年後、夜明け前に空を見上げると、今とは全然違う、想像もできない風景が広がってるのか広がってないのか知らんけど、ともあれ、この世界の未来はなかなか想像するのは難しいのでありました。