豊予海峡ルート〔6425〕2020/11/17
2020年11月17日(火)曇り
そんな訳で、昨日、大分から車で帰高しました。高知へ着いたのは19:00。道路が良くなって近くなったとは言え、遠い。
大分市内から佐賀関港までは、数十分。で、九四国道フェリーに乗って三崎港まで70分。三崎からは国道194号をひたすら須崎まで走り、国道56号で高知へ。まあ、乗るばあのことは、あります。
でも大分方面へ行くには、これが一番便利なルートなんですね。九州乳業様が菜食健美を取り扱ってくださるまで、知らんかったです。高知県人にとっては、あまり馴染みのないルート。
ところが愛媛県人や大分県人にとっては身近なルートで、昔から伊予と豊後の交流にが深いものがあったようです。佐田岬と佐賀関の間は豊予海峡と呼ばれ、海流が速くておいしい鯖や鯵が漁れるのでした。
九四国道フェリーは、三崎と佐賀関の間を70分で結び、その便数はなんと一日16往復。こんな感じ。およそ1時間に1便あるので、便利便利。でも、予約はして行った方がいいですね。満員になること、結構あります。トラックも多いし。そう。船やけど、かなりの交通量の、豊予海峡。
今は佐田岬半島の道路がとても良くなったので、気軽に利用できるようになりました。でも、以前、あの道路ができるまではなかなか大変。半島の道路は狭くてクネクネで、時間もかなりかかったと思います。それでも、そんな当時でも、三崎と佐賀関の間には国道フェリーが運行されてて一日6往復。あの道路状況でも6往復のフェリーが運行してたのは、驚き。
1970年の時刻表見ると、運行してたのは日本道路公団。なるほど。国道フェリーですきんね。当時の佐田岬半島の国道はかなり厳しい酷道だったでしょうが。
それだけ豊予海峡を挟んだ両県には交流人口がある、ということ。そして今は、関西方面と大分宮崎の間を走るトラックは、豊予海峡から四国を縦断し、淡路島を通っているという話も、あります。
そこで豊予海峡ルートだ。
昔から、豊予海峡にトンネルを掘ろう、橋を架けよう、という話はあった。ありました。幻の新幹線計画でも、そんなの、あったと思います。
本州四国に3本も橋が架った今、更に九州との間をつなごう、という話は流れたのかと思ったら、甘い。今も、その計画は水面下で動いているのでした。海底トンネルだけに。なんちゃって。
こんなページがあります。そう。今も実現に向けて、様々な検討が行われている豊予海峡ルート。確かに高知県人が思っている以上に、この海峡を渡る車は、多い。でも、技術的なこと言えば、他の3架橋に比べても難易度はかなり高そうだし、費用もね。
まあ、僕が生きてるうちは、あの快適な九四国道フェリーに乗って大分へ行きます。で、小さな旅館に泊まって、小さな居酒屋で飲んで。もちろん仕事も、します。