ロープモノレールと登山鉄道と〔6418〕2020/11/10
2020年11月10日(火)晴れ
寒くなってきました。ここは未明の青柳橋西詰。かつて、ここに五台山ロープモノレールの「青柳停留場」がありました。山頂の「見国停留場」との間を4分~5分で結んでいたロープモノレール。
交通公社発行の「時刻表」1970年10月号にも、ちゃんとその時刻表が掲載されてます。とは言え、8:30-20:00で「随時運転」と書いてありますね。お客さんが集まったら運転してたんでしょうかね。忘れました。ロープにゴンドラが固定されてるのではなくて、自走式。だから「随時」が可能になったのかも知れません。知らんけど。
現在そのロープモノレールの痕跡は、山頂の「見国停留場」の建物くらいでしょうか。今は展望台になってて、ロープモノレールが転回してた場所がキレイに残ってます。しかしあの建物も、近く取り壊されると言いますきに、僕らが子供の頃に親しんだ、あのロープモノレールは、痕跡すらも無くなって人々の記憶からも消えていくのでしょうか。
青柳停留場は、かつてここにありましたが今は、海。
同じようなので言うと、高松の屋島。屋島にはケーブルカーがありました。ウィキによると2004年10月まで運行してた訳で、このにっこりを始めた頃はまだ営業していた訳やけど、乗ったことありません。残念。
初めて行ったのは2007年2月のこと。もう、ケーブルカーは廃業してました。あの時はそれを知らずに、ケーブルカーに乗るつもりで走って行ったと記憶します。
頂上まで走ったのは2009年のことで、無料化されて自動車専用道ではなくなったドライブウェイを駆け上がったのは去年の今頃。そうでしたそうでした。
でもあの時は、ケーブルカーの跡に保線路階段が残っていること、そしてそこを通れること、知らんかったのです。今朝、知りました。廃線マニアの名が廃る。
ケーブルカーの時刻表も1970年10月号の時刻表に載っており(屋島登山鉄道)これも所要時間は5分。ことでんの電車に接続するダイヤで、15~30分毎。乗ってみたかったねー。
地理院地図で見ると、当時はこれで現在はこう。今も、その直線急勾配ルートはそのまま確認することができます。その保線路の階段は今も残っててトンネルとかも通れるというから、一度は走ってみんといけませんな。取り敢えずストリートビューで見ときましょう。
こういう廃線ツーリズムは、近年注目浴びてるところ。
土讃線も、大杉駅と土佐北川駅の間を廃線廻りのスポットとして開発したら面白いと思いました。あれだけ鉄橋やトンネルがそのまま残ってる廃線は、なかなか魅力的ですきんね。