三翠園の夜明け〔6405〕2020/10/28
2020年10月28日(水)晴れ
三翠園新館「翠玉館」の、朝。
三翠園。高知市内、鏡川の北岸に所在する、老舗の旅館。元々は土佐山内家の「散田屋敷」と言われた下屋敷があった、場所。そこに戦後間もなく、国際観光ホテルを建てようという機運が高知の財界を中心に湧き上がり、昭和24年に開業したのが、三翠園。
三つの「翠」。
鏡川の翠、筆山の翠、そして庭園の翠。
三翠園。
その三翠園に、14階建ての本館増築が行われたのが、昭和44年。1969年。つまり、この航空写真の頃は、まだなかった14階建て。僕が子供の頃には無かった訳やけど、記憶にはありません。
で、今回、その14階建てを取り壊して新館が建設されることになったのでした。
その新館が「翠玉館」。5階建の本館を「翠峰館」、南側の寿館を「翠松館」と改称して、これまた三つの「翠」になりました。8階建ての新館「翠玉館」が建ったのは、この十字の場所。新館のオープンは、今月の31日なんですね。10月31日オープン。もうまあ。
三翠園様には、「三翠会」という、納入業者の集まりが、あります。もちろん弊社も、会員。三翠会では、毎年、「研修旅行」ということで日本各地の観光旅館などへ出かけていたのですが、今年はコロナでこんな状況。そこで、研修旅行の代わりに、三翠会の会員で、オープン直前の「翠玉館」へ泊まろうではないか、という話が持ち上がり、昨夜、それが実現したのでした。
そんな訳で、写真は、新館「翠玉館」5階和室からの夜明けの風景。高知市に住んでると、高知市のホテルに泊まるということは、まず、ありません。なのでなかなか新鮮でした。新館はピカピカで気持ちいいし、温泉も素敵やし。
三翠園の歴史についてはここに書いてますが、庭に聳えるのが樹齢600年とも言われる椋の木。この写真正面の巨木が、そうやと思います。その向こうに温泉施設「水哉閣」。平成11年に天然温泉として開業した「水哉閣」やけど、それまであの場所には、同じ名前の木造の建物がありました。なんか、とても風情のある木造建築「水哉閣」。
まだ「フェスティバル土佐鏡川まつり」を毎年夏に鏡川畔でやってた頃、僕は「水哉閣」でゆっくりしたこと、あります。水上ステージでバンドマンをやったんですが、その控室に、「水哉閣」が使われてたんですね。「水哉閣」でお弁当食べたのは、今思えば、貴重な体験でした。
今は素敵な天然温泉になってて、夜と朝は宿泊客、昼間は日帰り温泉として利用されてます。今朝は5時半からその温泉につかり、朝食バイキングを食べて、帰ってきました。
朝食バイキング、なかなか厳重なコロナ対策。自分で取り分けるのではなくて、小皿に盛られたのを取るようになってます。大変っすね、スタッフも。頭が下がります。おかげで、安心して楽しめました。
そして、ヨーグルトはひまわりソフトヨーグルト。嬉しいっすね。牛乳はもちろんひまわり牛乳で、なんと、リープルも飲めるようになっているではないか。すごい。「高知のソウルドリンク リープル」と書いてくれてます。いやー、嬉しい。有り難うございます。
そんなこんなで、三翠園様での貴重な体験。
機会がありましたら、ぜひ、皆さんもご利用ください。