電車とバスと餅と〔6402〕2020/10/25
2020年10月25日(日)良いお天気
秋の行楽日和やね。良いお天気の日曜日。あちこち、人、出るでしょうねー。
そんな中ですが、用事があって朝から会社へ来てます。牛乳工場は日曜も祝日も関係ないので、みんな、日曜の朝から元気に働いています。本当にご苦労様です。
昨日、ベージュの折り畳み号で安芸、畑山の途中、そして奈半利と走って、輪行バッグに自転車入れて帰ってきました。で、行きがけ、手結山の餅を買ったんですね。10個入り。この独特の味は、高知県人にとってはお馴染み。最近は購入できるコンビニもあったりするけど、やはりお店で買うと、柔らかさが違う気がしますねー。
で、昨日は、奈半利駅で帰りの汽車を待ちながら、5個も食べてしまった。ああ。だって、10個入りなんだもの。関係ないけど。でも、おいしゅうございました。
手結。てい。
こないだ手に入れた1970年の交通公社時刻表を開いてみました。高知県東部の、バスと電車の時刻表が載ってます。親切なことに、「難読駅」として「手結(てい)」と書かれてるのが、うれしいね。
で、この時刻表をご覧ください。上が電車で、下がバス。左端の「土佐電鉄」「高知県交通」と書かれた枠の上端に、電車とバスのイラストがあるので、わかるよね。そのイラストに気付かないと、電車なのかバスなのか、わかりません。
では早速比較してみよう。電車は、後免から安芸まで。所要時間は概ね54分~60分くらい。結構、バラつきがあります。バスはというと、概ね45分くらい。そう。バスの方が、ちと速い。では料金は。料金は、電車が190円。バスは、高知ー安芸が250円で、高知ー後免が80円だから、まあ、似たようなもんだ。便数は、圧倒的に電車の方が、多い。
電車とバス。
土電安芸線の電車は、僕が中一の頃まで走ってた訳やけど、吹奏楽部のN先輩(女性)は、安芸から電車で通ってました。電車時刻表の太字が鏡川橋直通なので、毎朝6:28発の電車に乗り、はりまや橋で桟橋線に乗り換えて登校してたんでしょう。
で、電車が廃止になり、どうしたかと言えば、下宿。電車では通えるけど、バスは通いにくい、ということだったんでしょうかね。
電車とバス。
その車内の空間が、圧倒的に違いますね。電車の場合、それが路面電車でも、車内を自由に往来できる空気があります。バスだと、いったん座席に座ってしまうと、そこから立ち上がって歩くことは、ほとんどない。この身体自由性と申しましょうか、空間共有感と申しましょうか、その違いが、バスト電車の圧倒的な違いなんだと思ってます。個人の感想です。
今は岡山や大阪、東京にも高速バスが走ってて、結構利用客も多いと思います。コロナで減ってたけど、Go To トラベルでかなり戻ってきたとも聞きますしね。岡山高知とか、バスの方が速くて安かったりする場合があるので、利用客も多いっすよね。
でも、僕は、汽車派。もちろんバスを利用することもあるけど、汽車の方が圧倒的に多いのでした。理由は、身体自由性と申しましょうか、空間共有感と申しましょうか。
僕は、この時刻表を見てどちらに乗るかと言われたら、迷わず電車を選んだでしょう。
でも電車だと、餅屋の前を通りません。手結山を、切り通しとトンネルで抜けていく、電車の線路。その線路跡がサイクリングロードになってて走りやすいんですが、昨日は、わざわざそこを走らず、道路を走って餅屋に寄ったのでした。それだけ食べたかった手結山の、餅。
藩政期の、藩主も休憩した「御茶屋番」の流れを汲む、手結山の餅。
電車とバスだと電車がいいけど、手結の餅も、捨てがたい。