卵、狼少年、ニホンオオカミ〔6280〕2020/06/25
2020年6月25日(木)薄曇り
どうやら今日から降るみたい。梅雨ですきんね。降らんといけません。降り過ぎは困るけど。
兵庫県丹波市で、白亜紀前期の、世界最小の恐竜の卵の化石が見つかったというニュース、やってました。なるほど。で、その恐竜の想像復元図を見てみたら、もう、これは鳥だ。
恐竜は6600万年前に絶滅したと言われてるけど、鳥類の祖先を恐竜のジャンルに入れたとしたら、恐竜は絶滅してなくて今も隆盛を誇っている、ということになります。
恐竜と鳥、似てますねー。
そんな訳で、今朝は茹で卵、食べました。恐竜の子孫の卵かも知れない。昨夜食べすぎてるので、今朝はダイエットメニューなんですね。ここには写ってないけど、まず、青汁「菜食健美」を飲んで、それから茹で卵とヨーグルトと、そして牛乳。これだけでお昼まで我慢しよう。問題は、それまで間食の誘惑に負けない人生が送れるかどうか、ということです。
こないだ、怪獣王子のこと、書きました。あの怪獣王子が手なづけて、乗ったりしてるの、怪獣というより恐竜ですよね。でも、ゴジラの大ヒットがあったから、恐竜王子ではなくて怪獣王子。だったんでしょうかね。知らんけど。
それで思い出すのが「狼少年ケン」。どういうわけか、今も主題歌、歌えます。
今、狼少年というと、イソップ寓話で、「狼が来たぞー!」と嘘をつく少年のこと、言いますよね、普通。「狼が来たぞー!」という声に驚いてあたふたする大人たちが面白くて、幾度も「狼が来たぞー!」を繰り返すうち、誰も相手にしなくなり、本当に狼がきた時に「狼が来たぞー!」と叫んでも誰も相手にしてくれなかった話ね。そんな話でしたよね。
なので、嘘を繰り返す人のことを「狼少年」と呼ぶようになった訳だ。
でも、僕らにとって「狼少年」は、ケンです。ケン。「狼少年」と言われて連想するのは、ジャングルで狼に育てられた少年ケンのこと。ジャングルの平和を守、ケン。だから、イメージとしてはネガティブではなくてポジティブ。同じ単語でも、世代や体験、環境によって捉え方が違うよね、という話。
貴方は狼少年と聞いて、何を想像しますか?
「狼少年ケン」の舞台はどこだ。ウィキでみると、「ヒマラヤ山脈を望むドカール地方」とあるから、インド北部でしょうかね。虎とかが居そうだし。でもこれ見ると、原住民の描写がすごい。あの頃、テレビにはああいったイメージが溢れてましたねー。ケンって日本人の名前みたいやけど、日本が舞台ではありません。ニホンオオカミは、明治38年の記録を最後に姿を消し、絶滅したと言われてますから、狼少年ケンの舞台は日本ではない。
早速、大好きな「大言海」をみてみよう。明治期に編纂され、昭和7年に刊行された「大言海」では、狼はどのような扱いなのでしょう。
おほ-かみ[狼]
獣ノ名。深山ニ棲ム。犬ニ似テ、痩セテ大キク、目、三角ニシテ、夜、光ル。口、大キク、耳、小サク、頬ニ小サキ斑アリ、脚ニ蹼(みづかき)アリテ(蹼ナキトノ説モアリ)、能ク水ヲ渉ル。全身、茶褐ニシテ赤ミアリ。尾、太ク、灰白色ナリ。聲遠ク響ク。兇猛ニシテ、他ノ獣ヲ食ヒ、人ヲモ害ス。
かなり具体的に、ニホンオオカミのこと、記述してるけど、蹼、つまり水掻きがあるとかないとか、かなり謎めいた獣として描かれてますねー。この本が刊行された昭和初期、まさか絶滅してるものとは思ってなかったんでしょうか。たぶん、そう。まだ、日本の山では人を襲う獣として恐れられてた、狼。水掻きがあって泳ぎが達者な、狼。
以前、NHKのEテレで、「見狼記」という秀逸なドキュメンタリーがあったこと、思い出しました。ニホンオオカミと関わる、現代の日本人の姿を描いた番組。
こんなインタビュー記事を発見しましたが、このプロデューサーの宮田くん、同級生です。高校の。
高校時代、彼とは一緒に歌をつくったりして(柿喰いマンの歌)遊びました。大学時代は、二人で台湾一周してきました。現地で買った中古自転車で。
その宮田くんは、ディレクター時代から、独特の視点のマニアな番組作ってたけど、プロデューサーになってからの番組もこんな感じ。
いかん。話が脱線して収集つかんなってしまった。
もう、仕事せんといけません。続きはまたの機会に。今日も頑張って仕事仕事!