高知徳島エクスプレス〔6131〕2020/01/28
2020年1月28日(火)雨も上がりました
昨日は降りましたねー。風も強くて時化模様。
1月27日は、かの坂東眞砂子さんの命日。なので、高知で縁のあったメンバーで、いつも坂東さんと鯨飲してた店に集まって「坂東会」なるものをやってます。深更までやるのが、ルールね。
昔、坂東さんがバヌアツから連れてきてた青年が酔い潰れて大変だった、あの日も大雨だったね、と盛り上がったことでした。
高知出身や高知在住の作家さんは多いけど、あのように芯の通った、本当の意味での高知県人らしい高知県人作家、いなくなったよね、と話した夜。
誰に似てるか、と言えば倉橋由美子さんでしょうかね、と言われて、なんか、そうかも知れんと思いました。坂東さんに空から叱られるでしょうかね。ごめんなさい。
さて。
今日はバスに乗って徳島。朝、会社で一仕事すませてから、バスに乗りました。徳島では四国地区乳業協会の寄り合い。バスの中で昨日のお酒を抜きましょう。徳島まで2時間50分。
このバス、高知徳島エクスプレスという実にそのまんまの、好ましい名前の、バス。バスの名前はこうでなくっちゃ。
昔、南四国急行バスというバスがありました。ぼくらは縮めて「なんきゅう」などと呼んでた、長距離バス。もちろん高速道路なんかは無いから、国道32号線をひたはしる、バス。
以前にも書いたけど、阿波池田駅の二つ高松寄り、箸蔵駅の近くに、親戚の家があります。年の近い従兄弟がいたこともあり、夏休みや春休みなどのたんびに、かなり長期間、その親戚んちへ泊まりに行ってました。その際、基本、汽車で行くのであるが、都合で「なんきゅう」に乗って行ったことも、ありました。
子供の頃の僕は車が苦手で、酔うてしまうので、「なんきゅう」に乗るのは、苦手。
あのバスのこと書いてるページ、みつけました。これによると、あれは高松行きだったんですね。徳島行きかと思ってました。写真もありました。そうそう、こんなんだった。葉牡丹前で曲がろうとする、南四国急行バス。
高速道路がないから汽車の方が圧倒的に早い訳で、あのバスの存在い意義は価格だったんでしょうかね。
国道をのんびりと走る、急行バス。
そんなこんなで、高知は、阿波池田とは結構近い。近かったけど、徳島は遠かった。直行のバスもなく、汽車だと、阿波池田で乗り換えて徳島線。これがまた、遠い。
だから、高知県人が徳島へ行く、という機会は本当に少なかったと思う。思います。
高松は汽車と連絡船で利用するし、松山は国鉄バス「なんごく号」がたくさん走ってたので馴染みあり。でも、徳島って、なかなか行かんイメージ。とにかく遠かった。
今はこうやって高知徳島エクスプレスという素敵な名前のバスで、3時間かからずに行けるようになりました。
でも。
高知松山は2時間半。高知高松は2時間ちょっと。高知岡山でも2時間20分だから、やっぱし徳島は、今も高知からは遠い街なのでありました。岡山よりずっと遠い、徳島。
それが合区なんですきんね。
それはともかく、バスの中で、ゆっくり仕事ができるし、まったり休めるし。良い時間。徳島往復バスの旅。南四国急行バスみたいに揺れんしね。