鏡川の水仙〔612〕2004/12/18
2004年12月18日(土)晴れ
今朝も晴れちょりますが、お天気は下り坂とのこと。それでもまだ暖かいですね、12月も中旬を過ぎたといいますのに。
今朝も鏡川周辺たつくりコースでしたが、天神大橋と潮江橋の間の南岸の植え込みの中で水仙(すいせん)を発見しましたので、撮影してきました。
真冬から咲き始めるこの可憐な花は、雪中花とも呼ばれます。きれいに刈り込まれた植え込みの中の、桜の木に寄り添うようにして、たくさんの水仙が白い花を咲かせちょりました。冬は花の姿が少なくなりますので、このような姿を見るとホッとしますね、なにやら。
この界隈で今の季節見ることの出来る花は、圧倒的に山茶花(さざんか)ですが、2番手はこの水仙でしょうか。
水仙は、彼岸花科スイセン属の、地中海原産の植物。日本に入って来たのは平安時代といいますから古いですよね。学名の一番始めにくるのがNarcissus。ナルシサスと読みます。ギリシャ神話に出てくる有名な美少年ですな。この美少年が、泉に写った自分の「美しい」姿にほれぼれして見続けよったところが、そのまま花になってしもうた、というお話です。で、そこからできた言葉が「ナルシスト」だそうですね。成る程。
「水仙」というのは中国での呼び名をそのまま持って来たもの。この立ち姿や芳醇な香りが仙人のようだ、ということで、水辺の仙人という意味で「水仙」と名付けられたらしいです。