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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

明治の東京と色別標高図〔6098〕2019/12/26

明治の東京と色別標高図

2019年12月26日(木)曇り

昨夜、クリスマスケーキ、食べました。高知市の北郊、円行寺に、岡崎牧場というとても良い牧場があります。その牧場にはディアランドファームという素敵なショップがあって、ロールケーキとかアイスクリームとか楽しめるんですが、クリスマスにはクリスマスケーキも作ってるんですね。

ロールケーキをベースにしたシンプルなクリスマスケーキ、生クリームがとっても美味しくて最高でした。ああ。良いクリスマスだった。

 

クリスマスが終わると、一気に年末年始モード。工場の方も忙しくなりますね。僕らも、そろそろ一年の垢を洗い流し、来年に向かって強い歩みを始める頃合となりました。

この一年。いろんなこと、ありました。そして本もたくさん読みました。この週末にも、掃除片付けをしながら今年読んだ本のこと振り返ってみたいな、とは思ってますが、今日は昨日ご紹介した「明治の東京」のお話。年末に、良い本に出会いました。

 

馬場孤蝶は、明治2年生まれ。升形の称名寺さんの前あたりで生まれてますが、9歳のときに上京、共立学校(今の開成高校)や明治学院で学んだりしながら英語教師となり、明治学院同級生の島崎藤村の影響、誘いもあって文学界に身を浸し、慶應義塾の教授をしたりしながら随筆を書き、翻訳し、後進を育てたりした人物。

大正末年に高知へ帰ってきたときの日記には、当時の高知の様子が生き生きと描かれてて貴重な貴重な資料になってるのは、幾度かご紹介しました。

 

で。孤蝶さんが、昭和になってから、明治の頃の東京を思い出しながら書いたのが「明治の東京」。昨日も書いたけど、これ、無類に面白い。

僕らも、この数十年で風景が劇的に変わってきた、などと表現するし、このにっこりでもそう書いてきました。でも、明治から大正にかけての東京の変わり様は、尋常ではないです。武家社会から西洋の文化文明が入ってくる時代。徒歩、馬、駕籠の時代から蒸気船、鉄道、路面電車、車の時代へ。そして関東大震災。

凄まじい変化が、その数十年にあったことは想像に難くありません。

 

そして、孤蝶さんが、「吉原へ行くのも電車になって味気ない」みたいに書いているその風景が、今の僕らにとっては古い貴重な東京の風景になっている。そういう、二重構造みたいになった読み応えが、この本にはあります。

 

良い読み方を発見しました。

PCに表示してあるのは、地理院地図の「色別標高図」。土地の起伏がわかるので、東京の、段丘と谷が交錯する複雑で変化に富んだ地形が一目瞭然。これを見ながら「明治の東京」を読むと面白さ倍増だ。いや、5倍増くらい。僕は東京の街をよく走るので、なんとなく地名、地形、風景の想像ができるので、こんなに面白い読み物はないですね。いや、ホント。

 

以下、少し転載。

 

いわゆる道玄坂から、宮益坂へかけてのこのあたり一帯の変り方は、吾々に取っては、全く桑滄の変もただならぬ心持がする。日露戦役の直前くらいまでは、宮益が五、六間にしきゃ見えないくらいの路幅の、両側には生籬のある邸に沿うての狭いやや急な坂路であり、道玄坂までの間は両側が田圃であり、世田谷街道に食物店といっては、坂道をかなり上がったところに、一軒蕎麦屋があるきりであり、丘沿いに停車場の方へ曲ってゆく横町には、それでも一寸とした料理の看板をかけた家があるきりというありさまであった。

中略

大震災の恩沢に浴した土地の一つには相違ないが、それにしても、驚嘆に値する開け方だと思う。ここを起点にする電車が二、三線ある通り、懐は十分広い地区である。まだ今後の開け行く余地はあろう。

 

以上転載。

「今後の開け行く余地」の先の、今の渋谷を孤蝶先生が見たら、腰抜かすでしょうね。

いや、面白い本の面白い読み方に出会ってしまった年の瀬。

 

でもそんなことしてる場合ではなくて、とにかく大晦日まで頑張って仕事仕事!


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