忘年会と明治の東京〔6097〕2019/12/25
2019年12月25日(水)晴れ
みなさん、良いクリスマスを過ごされとりますか。僕は元気です。
クリスマスケーキ食べるのは今日になってるけど。
そもそもクリスマスにケーキを食べる、というのは、日本で生まれた風習みたいね。そして、24日の日没から25日の日没までの間に食べるのが正しい、みたいなこと書いてるページもあったけど、それはそれ。とにかく、日本人はクリスマスにはケーキを食べるのであります。12月24日でも、たとえ25日の夜になっても。それを過ぎたって平気。たくさん、生クリームを使ったケーキ、食べるのが、正しい。乳業メーカー的には。
クリスマスのことについてはこないだ書いたので、今日はこれっぱあにしちょきます。日本人の宗教観とかも、今更なので、やめます。今日は忘年会の話。忘年会。
忘年会、あといくつありますか?
例年、今日、12月25日は、JA土佐あき酪農部の忘年会が深夜遅くまで繰り広げられるのが恒例なんですが、今年はありません。複数の部会員さんが入院されたりしたので、延期することになりました。残念。でも、あの地区は、元気な後継者さんが多いので心配してません。また、グッスリやりましょう。日付が変わるまで。
明日は同い年連中との忘年会。とさでん交通の「おきゃく電車」で忘年会。いいでしょ?
とさでん交通と言われてもね。ピンとね。こんよね。やっぱし僕らは土電の電車。電車に揺られながらの宴会は、いつも、お酒の酔いに電車の揺れが加味されて、異様な盛り上がりを見せるので、楽しみ。実はおきゃく電車、とさでん交通さんの都合で、しばらくお休みしてたのが、今月9日から再開したばかりなのであります。早速中の、早速。楽しんで参ります。
明後日は、高知県中央酪農組合連合会の忘年会。これも恒例。ひまわり乳業へ生乳を出荷してくださっている酪農家さんの組合が、高知県中央酪農組合連合会。恒例の忘年会は、いつものようにお昼から葉牡丹。高知県人の心のふるさと、葉牡丹。
さあ行くぞ 今年も飲むぞ 長時間
てな感じね。ああ。待ち遠しい。
「忘年会」というのはいつ頃始まったのかな。少なくとも、クリスマスにケーキを食べるよりは前に始まったものでしょう。
ウィキによると、今のようなお祭りムードのものになったのは、明治になってから、とある。「宗教的意味付けや、特定行事様式の無い日本の風俗の一種である」という説明が嬉しいね。そう。ニッポンの風俗。
「忘年会」という単語が最初にでてくる文献は、夏目漱石の「吾輩は猫である」だ、みないなこと書いてるページが多いけど、真相は知りません。
明治の文筆家、と言えば、土佐出身の馬場孤蝶。自由民権運動の闘士、馬場辰猪の実弟。今、高知県立文学館で馬場孤蝶の企画展やってます。その作品に「明治の東京」というのがありまして、手に入れました。これ、無類に面白い。
昭和になってから、明治の頃の東京の風景を思い出し、あんなだったこんなだったと思いを馳せている随筆。昭和初めと明治の頃の比較を、令和の今読む面白さ。
ただし、ロマン派の馬場の随筆だから、忘年会みたい下世話な話は、出てきません。
僕が「昭和の高知」を書いたらば、葉牡丹の風景は絶対に外せんけど。