冬至と逆三日月とクリスマスと天文学的〔6095〕2019/12/23
2019年12月23日(月)晴れ!
昨日の雨もあがり、空には冬の大三角形。そして東の空からあがってくる細い細いクレッセント。三日月。というか、逆三日月。そんな言葉ないけど、今日の月齢は26.5 。
昨日は冬至でした。冬至というのは、日中の時間が一年で一番短い日。ここから昼間の時間が長くなる、ということで、すべての始まりの日、生命力が灯る日、一年で一番大切な日、としてきた地域や宗教もあるくらい。クリスマスも、元々は古代ヨーロッパの冬至を祝う風習、祭りが紀元というのはあまりにも有名ですきんね。キリストのミサ、クリスマスは、僕らはキリストが生まれた日、と習ったけど、クリスマスが12月25日に定められたのは4世紀頃のこと。
そもそも、キリストが生まれた日、なんてーのは、わかってなかった。大切なのは復活した日、イースターでございましたから。
で。ローマ教会が12月25日をキリストの誕生日、と決めたのは、やはりその時期に冬至のお祭りが盛んに行われてたからではないか、というのが通説なんですね。知らんけど。
幾度か書いてきたけど僕が通った幼稚園は、プロテスタントの教会がやってた幼稚園。毎年、クリスマスには教会の講堂でクリスマス会をやってて、園児がキリスト誕生のドラマを演劇でやったりしてました。
三人の博士が、空に輝く星に導かれてやっきたベツレヘムで、キリストの誕生に遭遇し、飼い葉桶に寝かされたキリストを礼拝する、みたいな話やったと、思う。なんせ、半世紀以上前の話なんで、怪しいけど。僕が、そのお星様の役だったのは、写真が残ってるので間違いないです。金色のマントを羽織り、頭に金色のお星様をつけて、「きらきーら きらきーら かがやーいーてー・・・」などと歌った記憶は、頭の隅から消してしまおうにも消せるものではありません。
閑話休題、冬至だった話。クリスマスは、明後日。
写真は、今朝、4時の物部川。土手の上から撮影した東の空。低い低い位置に、あまりにお月様がきれいだったから、撮影しました。
キリストが生まれたとき、月齢はどうだったんだろう。
と思って考えてみると、キリストが生まれたのは西暦何年なんだろうか、との疑問に突き当たる。キリストが生まれた翌年を西暦1年、と定めたのは、6世紀ころのことらしい。
で。西暦1年の1年前は。西暦0年なのか?
いや、違うだろう。1世紀の前は紀元前1世紀だ。だから西暦1年の前年は、紀元前1年ということに、なる。僕らの暦では。この理屈、合ってますか?
0が発見されてなかった頃の暦がそのまんま、今につながってるからこんなことになる訳ですね。どうやら天文学では、西暦0年というのが存在するらしい。そうせんと、計算、ややこしくって仕方ないですもんね。
キリストが生まれ(とされた)たのは、普通の暦だと紀元前1年12月25日になるのか。いや、今日まで気付かんかった。知ってました?
そもそもこれ、合ってますか?
天文学的には、西暦0年12月25日生まれということになる訳だけど、「天文学的」という言葉は「日本の国家財政赤字が天文学的だ」という使い方しかしないなあ、などと思いを馳せる。
忙しい年の瀬に、そんなこと考えるのはこれっぱあにしちょいて、さあ、仕事仕事。