地蔵の頭、天狗塚、牛の背、大自然に抱かれて2〔6051〕2019/11/09
2019年11月9日(土)快晴
良いお天気。本当に良いお天気。
昨日、ハーメルン近くの山中をストリートビューで見て、どうしても、山へ行きたくなってしまった。そこで今日は、久々に、ちゃんとした登山。「ちゃんとした」というのは、四国山地の有名な山へ時間をかけて、みたいな意味ね。市内の里山を藪漕いで、みたいなのではないという意味。
朝。4時過ぎに起きだして準備し、車で出発。途中、コンビニで食糧、水の買い出しをしてから曙街道を東へ。
ところが。ところがだ、スマホを枕元で充電しっぱなしで置いてきてしまったことに気付く。仕方ないので、いったん帰宅。ああ。これが年を取る、ということなのか。以前はこんなこと、なかったのに。
で、予定よりも少し遅くなったけど、再び出発して香美市の奥へ奥へと走りました。そう。物部川の源流のひとつ、上韮生川を遡上した、三嶺を中心としたあの山へ登ろう。
でも、今日の目的地は三嶺ではありません。山嶺と同じく、光石登山口に車を停めて向かったのは、地蔵の頭。地理院地図で見ると標高は1807mくらい。
綱付森へ向かう登山道を上り、尾根に出てから北進すると、とっても急な岩場の上に地蔵の頭。たしかに、そんな形、してます。
写真は、その地蔵の頭のてっぺんから西の方角を撮影したもの。だから三嶺とは反対側ね。以前にも同じアングルで一度紹介してるけど、この風景、大好きなんであります。視線の先のとんがった山が、天狗塚。1812m。なんか、天狗っぽい気もしますね。その右手に広がる熊笹の高原。牛の背と言います。地形図で見ても、そのナローい感じ、わかると思うけど、中に池があったりして、とても良い感じの場所になってるんであります。
ここね。尾根のこと、馬の背と言うたりしますが、あそこは牛の背。あのなだらかな感じが牛なんだと思います。あそこは徳島県になる訳だけども、本当に素敵な場所。
今日は、この地蔵の頭から天狗塚、そして牛の背へ。牛の背の景色の良い岩で、お湯沸かしてラーメン食べて、のったりまったりしてきました。なんという贅沢。
帰りはお亀岩から下るルートで、どの道の山中も、秋の風情でとても美しい。ああ。至福の時間。
登山シーズンなのに、人にほとんど逢わないのも、良いね。山の中では、大自然独り占めですもの。
久々の、山。やっぱし山は、エイですね。大自然に抱かれて、頭の中を空っぽにする時間。
地蔵の頭、天狗塚、牛の背は大好きな場所だし、光石からの山中の風景も、素晴らしいね。本当に贅沢な時間を過ごせました。
同じルートで楽しんだ、6年前のあの時と同じ。違うのは、年取って、スマホを忘れたりするようになったことだ。