箕面の山の冒険〔5974〕2019/08/24
2019年8月24日(土)晴れたり曇ったり
大阪でんがな。
昨日、かの有名なJetstarに乗ってやって来たでおま。夏休み中なのに、往復で7000円ちょっと。安過ぎまんがな、Jetstar。で、お客様訪問諸々で、大阪を過ごしました。夜は、お客様と、難波でうどんすき。美味しゅうございました。
今日は土曜日。午前中は用事がないので、走ってきました。箕面の山。いや~、面白かった。
豊中市内の某所を、朝7時前に出発して、阪急沿線を箕面駅まで走る。そして、箕面の大滝へ。渓流沿いの遊歩道は涼しくて、そこそこの坂道。なので朝からたくさんの人たちが走ったり歩いたり。僕も、大滝まで一気に駆け上がりました。そこから滝の上の方の府道へと駆け上がる。今朝は、地図で見える箕面山というのを目指したんですね。
それなのに、ああそれなのに。箕面山方面の山道は通行止め。たぶん、台風で道が通れんなっちゅうがやろうと思い、仕方ないので、こないだ走った東海自然歩道をまた走ろうか、と、府道を走ると。なんと、府道も通行止めだ。こないだ通れたのに。こないだの台風の影響みたい。
そこで、大滝へ戻り、箕面川沿いを下りました。そして途中で、箕面山方面へ上がれそうな道を発見。ロープが張ってあって通行止めみたいにも見えるけど、正式には通行しても良いみたい。でも、増水した川を膝までぞぶって渡らんといかんし、かなりの倒木を乗り越えんといかん。でも、乗り越えてみると、そんなには歩きにくい道ではありませんでした。そんな道なので、誰にも合わない。誰も通らない、大阪の道、独り占め。素敵でした。倒木だらけの荒れた道を尾根まで上がると、そこは遊歩道。でもね。そこも誰も歩いてません。ガサゴソ音がするので猿か、と思ったら、ウリ坊でした。5頭くらい、目の前の道を横切って駆け抜けていきました。親が来たらちょっと嫌だったけど、ウリ坊だけでした。
その道を走ってると、右手にゴルフ場。箕面ゴルフ倶楽部という、いかにも名門そうなゴルフ場。土曜日なので、いっぱい、ゴルフしてました。僕はゴルフよりこっちの方が、100倍楽しいと思うんですけどね(当社比)。
そして六個山という山を通り、駈け下る。でも、こっからが大変で、楽しかったのである。あります。
途中、脇道のようなのがあって「この先 危険」と書かれた看板発見。これは、気をつけて通りましょうね、という意味だと解釈して、そちらへ尻尾振って進んでいきました。さすが「危険」。道、なくなりました。尾根だけど、かなり急坂になってくる。右手下方からは水音。地図では滝があるので、これはちょっと危険だと大人の判断で、左の急坂の藪を漕ぎ、木々につかまりながらなんとか下ると、山道に出ました。まさか箕面の山で本格藪漕ぎをするとは思わんかった。
そして、駆け下ってるとですね、道端に「石澄の滝」という案内板が倒れて放置されてました。おう。こっからその滝へ行けるのか。
行きました。ほとんど誰も通ってないので、荒れてしまった急坂を下ると、突然、出ました。この写真の場所。石澄の滝。
滝は、奥のと手前のとがあって、立体的。なかなかの風情でございました。しかも、ほとんどここまでやってくる人は、居ないみたい。
その右手の岩に、シマヘビがいました。シマヘビなんだけども、かなり大きい。この滝の主かも知れないと思い、そこから先は遠慮しときました。
ここから谷沿いに下ると、いくつかの廃屋。
かつて、ここを箕面の滝みたいに観光化しようとしてたのか。江戸時代は銅や鉛の鉱山だったとも言います。
渓流沿いを下りながら、箕面の滝へのルートも、かつてはこんな感じだったんだろうな、と思ったことでした。
確かに、箕面の大滝は、大きい。
でも、この石澄の滝も奥深くで綺麗なので、渓流沿いを整備したら、箕面みたいな感じにできたのかも知れません。
でも、誰も訪れない、シマヘビに守られたこの風景。これはこれで良かったのかも、知れません。
僕は、好きです。
手元の万歩計では39000歩。結構走った、箕面の山。大阪の、朝。