眞桑瓜〔5941〕2019/07/22
2019年7月22日(月)小雨
今朝は降ってました。これから徐々に雨も上がり、明日には梅雨明けでしょうか。夏本番がしゅっとそこ。でも、昨日から、降ったところは降ってます。今朝の物部川、どんなになってるのか見に行ってました。会社の裏手の土手上から、今朝4時に撮影したのがこの写真。
川の方はまだ真っ暗いので、肉眼ではよくわからん。コンデジの「手持ち夜景」モードで撮影したら、キレイに写ってました。すごいぞ、LUMIX。
こうやってみてみると、いつもより少し増水してるけど、たいしたことはなくて安心しました。鮎釣りシーズンなので、この濁りがどれだけ残ってしまうのかが気掛かりですが。
ところで。今日の話は、この写真とはまったく関係ありません。
昨日、久々に日曜市へ行ってました。日曜市を歩くと、本当に、季節を感じます。と、申しますのも、ある季節になると特定の商品をみんなが作って並べる傾向があるからですね。基本、お百姓さんが自分ちで生産しているものを売るのが日曜市。出展者の皆さんは、それぞれ、季節で売れそうなものを作る訳だけども、どうしても同じようなものを作る傾向にあるようです。ようですよね。
この季節は。スイカが多いだろうな、とは思ってました。でも、たぶん一番多かったのはマクワウリ。黄色い、ラグビーボールを小さくしたようなマクワウリが、たくさんのお店の店頭に積まれてました。あっちの店にもこっちの店にも。ほとんどが1個100円ね。
買って帰ってそのまま食べたけど、美味しかったです。マクワウリ。
瓜類、もともとの原産は中近東か北アフリカなんだそう。その辺が原産のもの、本当に多いけど、その話はまたいずれ。で、西洋方面へと伝わったのがメロンになり、東洋へ伝わったのが、瓜。
日本でも、縄文時代には、瓜、つくって食べてたらしいというから、伝統食中の伝統食と言えましょう。瓜。
で、日本で「瓜」と言えばマクワウリのことだったんだそうね。メロンほどは甘くないけど、おいしいですきんね。
早速「大言海」をみてみよう。
まくは・うり
眞桑瓜
美濃國、本巣郡眞桑村ノ産ヲ賞セシヨリ名トス。後ニ京都、東寺ノ邊ニ移植セリト。後略・・
そう。「まくわ」は真桑で、真桑村のが有名だったので、この名前になったんだそうね。弘岡カブとか潮江菜とかと一緒。それが全国ブランドになり、名称が一般化され、そしてこの時期の日曜市で、あっちの店でもこっちの店でも売っている、という状況を醸し出しているのでありました。
あと、日曜市では、同じような形だけどもスイカみたいな緑の縦縞が入ったのも売ってました。タイガーメロンだって。ウィキでみると、マクワウリの一種と西洋メロンの交配種なんだそう。でもね。両方食べてみたけど、僕は、マクワウリの方が美味しかったです。
かつて「甘い=うまい」であった時代もありました。だからメロンも、どんどんと甘くなるように品種改良が進んだ訳だけども、世の中に甘いものが氾濫するようになると、別に、甘くなくてもね、という感覚も生まれてきてると思います。
だから、マクワウリの甘さは、今の世の中にボッチリなのかもしれません。
ナニよりカニより、1個100円だし。