境界〔5910〕2019/06/21
2019年6月21日(金)薄曇り
今日は6月21日。今日、梅雨入りしなければ、最遅入梅記録更新だ。今日の降水確率は0%~20%ですきに、どうやら更新するのは間違いないね。この話題、しつこいですか?
さて。昨夜も走って帰ったので、今朝は自転車出勤。今日はこの道を漕いできました。県道243号線。田村高須線という名前の道路。南国バイパスの南を東西に走る古い道。昔は、この道が東西をつなぐ主要道路の一つだったんだと思います。1960年代の航空写真を見ると、この道の重要性がよくわかる。十字の場所が、撮影場所。
最近愛用の「ベージュの折りたたみ号」の横に、「南国市伊達野」の表示。実はここ、南国市伊達野と高知市介良の境界。こっから向こうが南国市で、自転車が止まってる場所は高知市。
以前、電車通りの停留所で、清和学園前が高知市、一条橋が南国市、という話を書いたことありますね。
そこで、Googleマップで見てみる。
僕が嘘をついていたことが、わかりました。
そう。よく見てみてください。清和学園前の一条橋も、両方とも高知市ではないか。高知市大津。国道195号線の南を舟入川が流れてます。これは、地元では明見川。みょうけん川。その川が境界になってて、北側が高知市、南側が南国市なんだ。聖和学園の西を延びてきた境界線は一条橋電停手前で折り返し、明見川沿いを走ってました。なんだこりゃ。境界は、東道路の更に東まで入り込んでいる。なるほど。なんでこんなことになってるのかは、知らんけど、かつての大津村の事情、利害関係などが入り組んでたんでしょうかね。
とかなんとか考えながら南へと目をやる。
古代の古墳とか、高知市唯一の旧石器時代の石刃が発掘されてる高天原山を、市境は横断する。そして。
知らんかった。こんなことになってたのか。
ここですよ、ここ。この境界線をご覧ください。拡大してみると、こう。なんで?
なんでこんな複雑に入り組んだ市境になってるんだ?
東道路を北から走ると、南国市から高知市に入り、約50mで再び南国市、15mで高知市、15mで南国市、15mで高知市、となる訳だ。
そしてその西を見ると、介良川沿いに、高知市が異様に細長く南国市に貫入している。なんだこれは。
地形が関係するのか。航空写真にしてみたら、たしかに土地の形状が関係してることは、わかる。わかるけど、誰がこんなことしたんでしょうかね。どんな理由で。
こないだ、伊丹空港界隈の飛び地の話、書きました。あれもかなり謎に満ちた飛び地ですが、ウィキとかを読むと、歴史的経緯のなかでの流れは理解できました。
でもここは、なぜ?
たぶん、土地所有者の思いとか、利害とか、いろんなことは複雑に絡み合ってこうなったんだろうとは、思います。
東道路つくるときも、登記とか色々、ややこしかったんでしょうね。知らんけど。
南国市伊達野と、高知市介良。伊達野は、いたちの、と読みます。昔、イタチが多かったから。こないだも書いたけど、会社の近くで、イタチが走っていくの、見ました。
イタチが居たちや。
そんな訳で、今朝は境界の話。
電停の清和学園前は高知市だけど、清和学園は南国市。清和学園と関係の深い高知東教会は、清和学園前電停の南にあって、高知市。境界にあるんですね。教会だけに。