本家あじさい街道の思い〔5905〕2019/06/16
2019年6月16日(日)晴れ!
これまた良いお天気の日曜日。梅雨入りは、まだ。今年は、6月7日頃に東海、関東甲信、北陸、東北南部が梅雨入りして、昨日には東北北部も梅雨入り。なのに、四国、中国、北部九州、近畿はまだ。こんなこともあるのか。
梅雨前線がかかり続けるようになったら梅雨。と、思うよね、普通。違うのかな。
と、思いながら今朝の天気図を見てみたら、確かに梅雨前線はかなり南にあるけど、東の方が急激に北へと曲がり、さらに、東北地方からその梅雨前線に向かって温暖前線がかかってきてる感じ。
だから東北北部にも雨が降ってて、これは梅雨だ、という判断になったんだろうとは、思います。気象には疎いので、適当やけど。
まあ、とにかく今日明日は、高知は晴れの予報。なので、まだ梅雨入り宣言する訳には参らんのだね。そして19日頃から雨が降る週間予報。こないだも書いたけど、記録が取り始められてから最も遅かった四国地方の梅雨入りは、1967年の6月21日。で、第2位が一昨年、2017年の6月20日。第3位は1969年の6月17日で、既に今年は第4位以上の成績が確定しているのである。明日も梅雨入りしそうにないから、第3位以上も、ほぼ確定だ。
果たして第2位以上の記録を達成できるのか。予断を許さない緊迫した展開が続く。どうでも良いけど。
で、紫陽花。やはり、アジサイには雨が似合います、今日のような青空の下の紫陽花もキレイではあるけど、雨に濡れる風景が良いよね。
高知で、最初にあじさい街道として有名になったのは、春野の弘岡下、水路沿いの道。ここ。1975年に、地元の老人クラブが数十本のアジサイを植えたのが、始まり。
今も5000本のアジサイが咲くあじさい街道だけども、道路拡張工事や地元住民の高齢化で、少しづつ樹勢が弱ってきてたあじさい街道。
みんなもそう思ってたと、思う。
このままではいかん、ということで地元の人たちと春野高校の生徒たちが立ち上がり、再びとんでもなく美しいあじさい街道にしていこう、と取り組みを始めている、という話、去年のあじさいシーズンに書いたことでした。
今年訪れてみると、たしかに、かなりキレイになっている。なってます。間違いない。そんな気がする。先週通ったときは、かなりキレイにカラフルに咲いてました。今日もキレイだけども、少し終わりかけ。
いやね。
同じ春野でも、六條八幡宮さんのアジサイはすごいし、昨日の早朝行ってきた野市、父養寺のあじさい街道も迫力満点。近年は、いろんな場所でアジサイが咲き乱れるようになりました。
でも、そもそもの嚆矢は、ここだった。ここのあじさい街道が始まりだった。
先駆者の意地でしょうかね。再び勢いを取り戻す、春野のあじさい街道。
実は。何を隠そう。隠すこともないけど、こんなにも熱く語ってるのに、このにっこりひまわり16年の歴史の中で、このあじさい街道をご紹介したこと、どうやら一度もなかったようだ。ようです。たぶん。ごめんなさい。
幾度か、にっこり内でアジサイについて纏めたことあるけど、春野あじさい街道だけが登場しない。あまりにもメジャーだったので、僕の性格上、無意識に避けてきたのかも知れません。つくづく、ひねくれてると思う、僕。
たくさんのアジサイ名所ができてきて、なんとなく存在感が薄れた感じになってきてから、こんな思い入れを語るって、人としてどうなんでしょうかね。とは思うけど、こんな印象的な動画を春野高校の生徒さんが作成してくれてるのを見てから、潮目が変わりました。そう。あれがポイント。
良い動画なのに、今朝見たらまだ、556回しか視聴されてないのね。もったいない。
この動画から伝わってくる思い、決意が、こんな感じで少しづつ身を結んできてるんだと思うと、見えてくる風景も違ったものになってくる訳で、これからのあじさい街道への期待も込めて、今年の一押しにさせて頂きます。贔屓目は、入ってます。
やっぱし、人の「思い」というのは大切ですきんね。