ユキノシタの天ぷら〔5861〕2019/05/03
2019年5月3日(金)晴れ
昨日、ひまわり文庫5月のご紹介で、大学の時のサークルの友人、原くんが書いた「日本銀行 失敗の本質」のこと、書きました。その大学の時のサークルは「なべの会」。野草を食べる会ですね。週末になると、秩父とか丹沢とか、近郊の山へ出かけて野草を採取し、調理して、食べる。そんなことを繰り返してた青春時代だ。
僕は、そのサークルとモダンジャズ研究会とを掛け持ちし、ラテンアメリカ協会というサークルのバンドに誘われてSAX吹いたりしてました。
「なべの会」で一緒に遊んだ連中は、その後、それぞれの進路でなかなかの活躍を見せてます。一般のサラリーマンは極端に少なくて。原くんは朝日新聞の論説委員だけども、他には大蔵省にトップ入省して財務省で活躍しているK君。業界第3位の100円ショップ会社のオーナー社長、Hくん。脱サラして「うまいもんドットコム」というサイト等で通販の仕事をしているHくん。などなどなどなど。みんな、学生時代は、週末になると山へ出かけ、野草を採取して、料理して食べてた訳だ。
植物にとても詳しい先輩がおり、食べられる草、毒草などなどを懇切に教えてくれる訳だけども、僕らおマヌケ組はなかなか覚えられないんですね。
ビックリするような野草を、とんでもない食べ方で楽しんだしりてました。そんな中、定番中の定番故に作ってもまったく評価されなかったのが、ユキノシタの天ぷらね。普通に山菜料理としても有名なので、僕らのサークルの矜持としては、ちょいと反則に近い料理でした。でもね。美味しいんだ、これが。
今日も、会社に出てます。ちょいと溜まっているお仕事を片付けに。お昼、本社棟の裏手に廻ってみると、ユキノシタが生えているではないか。いや、そこにユキノシタを植えたのは、僕だ。一昨年のこと。円行寺の鹿嶋さんの牧場で採取してきました。たくさん自生してたので。鹿嶋さんの了解を得て、採取し、本社棟の裏手、僕の部屋の外側に、植えました。
それがちゃんとありついてるんですね。素晴らしい。
そこで久々に、ユキノシタの天ぷらを作ってみることにしたのであります。う~ん。なんという贅沢なお昼ご飯。
いなば食品の「チキンとタイカレー」に、ユキノシタの天ぷら、菜食健美、牛乳。ああ。おいしかった。とても美味しゅうございました。結構肉厚で、歯ごたえあり。サクサクとうまく揚げること、できてます。
僕の部屋の前に生えてるユキノシタと、野菜たっぷりの菜食健美と、新鮮な低温殺菌牛乳と、誕生日に営業女子がプレゼントしてくれた、いなばのカレー。なんという贅沢。なんという幸福。
こんなふうに、僕のGWは過ぎてゆく。