お米を食べよう〔5846〕2019/04/18
2019年4月18日(木)晴れ!
香長平野では、もう、ほとんどの田んぼで田植えが終わった感があります。もちろんこれからの田んぼもあるけど、風景としてはこんな感じ。こんな感じの田んぼが広がる香長平野。
この写真は、会社の、本社棟の前で撮影したもの。正面彼方に介良富士のとんがった山容が見えている。
ここから少し南西へ行くと、田村。南国市田村。田村ですきんね。田んぼの村。この平野の中でも、古くから稲作が盛んに行われてた地区であることが、この地名からも一目瞭然。その田村で稲作が始まったのは、紀元前4世紀~5世紀でしょうかね。二千数百年、前。
そもそも稲作は、それこそ最近のDNA解析で、中国湖南省界隈で1万年前くらいに始まったことが判ってきてます。本格的に栽培されるようになるのは、6500年前くらいらしいけど。
人類がちゃんと農耕を始めたのは、もちろんメソポタミアの肥沃な三角地帯で、1万年前くらいからというのも定説。たぶん、そう。
農耕による余剰生産力と、定住生活。それが徐々に人口の増加をもたらし、文明文化を育みつつ都市をつくりあげていった、歴史。メソポタミアでは小麦とか豆類とかの栽培が始まった訳で、中国で稲作が始まったのと、関係があるのかないのか、わからない。それぞれ独自に始まったのか、メソポタミアの微かなる影響を受けて、稲作が始まったのか。わかりません。わからんけど、その頃の地球環境が影響したのは、間違いないと思います。縄文海進をもたらした、地球の温暖化。
イネや小麦はC3植物。C4植物に比べて、二酸化炭素を濃縮する回路を持たないので、高温とか乾燥とかいった過酷な条件には弱い。弱いけど、灌漑とかでそれを克服できれば、豊かな実りでエネルギーを人類に与えてくれる、イネや麦。
トウモロコシとか粟とかヒエとかは、C4植物。C4植物が地球上で爆発的に増えたのは、今から850万年前~700万年前くらいと言われてますね。その頃、地球では何が起きていたのかというと、寒冷化、乾燥化。インド大陸がユーラシア大陸に衝突してから、どんどんとヒマラヤの山脈を高く高く盛り上げた。そのためにモンスーン気候が出現し、大陸が乾燥する。また、地球全体の寒冷化が進む。そんな環境の中で増えたのが、C4植物。
850万年前~700万年前、で連想するのは、人類の出現。そう。ヒトとチンパンジーが分岐したのがその頃ではないか。サヘラントロプスとかね。
地球の寒冷化が、ヒトの出現をもたらしたんだと、思う。C4植物の広がりが、ヒトの出現と進化に影響あったのかどうかは、知らんけど。関係あったら面白い。知らんけど。
その次に地球環境が大きく変わったのは、250万年前くらい。南北アメリカ大陸がつながって、パナマ地峡ができる。それで海流、海の循環システムに大きな変化があり、あんなことやこんなこともあって、再度の寒冷化が始まったのでありました。
250万年前で連想するのは。ヒト属の出現ではないか。そう、猿人から原人へ。ついにヒト属、ホモ・ハビリスが地球上に現れたのが、丁度その頃だ。
地球全体の寒冷化が、ヒト属の出現をもたらした、と言えるんだと思う。知らんけど、たぶん、そう。他の動物に比べて生存可能性が高い方向に、どんどんと進化を始めたんでしょうな。過酷な環境が進化をもらす。これは、地球上の、真理。
そしてアフリカでホモ・サピエンスが生まれ、アフリカを出て他のヒト属と交配しながら広がっていった歴史。そして農耕が始まり、田村で稲作を中心とした集落が生まれ、今、ここで田植えが終わった。
お米、おいしいですきんね。ところが僕はダイエット。糖質制限ダイエットで、お米、控えてきました。でも、こないだ書いたように、減量目標は達成したので、少しだけご飯も食べるようになりました。なんと、昨日の昼食は葉牡丹でオムライス。ああ。あの、昔ながらのケチャップ塗り塗りのオムライス、好き。ふわトロ卵に本格デミグラソース、みたいなのではない、ケチャップライスを薄焼き卵で包んでケチャップをぶっかけた、あの、昔ながらのオムライス、おいしかったです。
リバウンドだけはしないように気を付けながら、おいしいご飯もこれからは楽しんでいこう、と、朝の田んぼに向かって誓いました。
17年目のにっこりが、始まります。