歴史と地形と高知への愛〔5822〕2019/03/25
2019年3月25日(月)晴れ
今朝4時に出勤したら、机の上にこんなのが置いてありました。ブラタモリだ。
そう。ブラタモリ高知編が放送されたのは、2017年9月30日だった。もう、あれから1年半。もうそんなになるのか、1年半。そして、そのロケがあったのがそれよりも3ヶ月以上前だし、そもそもの話が出たのがそれより前なので、まあ、2年近く前に始まったブラタモリ高知編なのでありました。もう、何もかにもが懐かしい、てな感じでしょうかね。いや、ホント。
地形と歴史を関連付けて考える、という、最近ブームのあり方を世に広めたのは、間違いなくタモリさんだ。このタモリさんのメンタリティは、僕にとって、実に共感できるもの。とは言え、たぶん、そこに至ったアプローチは全然違うと思う。
僕の場合、歴史から。
地元の歴史に興味を持ち始めたのは、実はかなり遅くて40歳ちょっと前くらいからなんですね。このにっこりひまわりを始めたのが16年前なので、その少しだけ前。でもやはり、このにっこりひまわりの影響は、大きい。あの頃は、これを書くためのネタ探し、みたいな部分もありました。地元をあちこち走っては、気になった祠とかお地蔵さんとかの由緒を調べたりする。そんな感じで毎日毎日毎日毎日やってるうちに、少しづつ知識も増えてきて、楽しくなってくる。
そもそも。土佐の歴史に興味を持ち始めた遠因は、商売上のことなんですね、これが。意外と思うかも知れんけど。弊社は、高知で生まれ、高知の皆様に育ててきて頂いた企業。高知なくしては語れないメーカー。高知の皆さんに愛して頂かないことには成り立たない会社でございます。そして、愛して頂くためには。まず、こちらから高知のことを愛し抜かんといかん、と考えた訳ですね。だって、そうでしょ?
そこで高知のことを愛する為には、まず、高知のことをよく知らんといかん、と思ったとき、実は高知のことを全然知らないんだということに気付いて愕然としてしまった訳です。
これはいかん。
で、少しづつ勉強を始め、そこに、このにっこりひまわりが始まるというタイミングが重なって、現地体験型歴史学習というスタイルになっていったのは、運命だったのか。
つまり、歴史が展開した、その現場現場で歴史を考えるという習慣が身にこびりついてしまったのでありました。そうすると。何故、そこでそんなことが起きたのか、とか、その場所で本山茂辰さんが何を考えたのか、とかを想像するのが楽しくなってくる。長宗我部国親さんが最初に天竺城に攻め込んだ理由とかね。
そうなると、地形だ。地形や気象などが、歴史に及ぼした影響は計り知れないということに、気付く。すると地形が気になり、地学にのめり込んでゆく。ああ。それが運命だったのか。
たぶん、ブラタモリ高知編の案内人にご指名頂いたのは、にっこりひまわりで、歴史と地形のこと書きまくってたからだと思います。突然のNHKディレクターさんからのアプローチには驚きました。いや、最初はまったく「ブラタモリ」ということを言わないので、出会いから1ヶ月以上、ブラタモリのディレクターさんであることを知らんかった訳ですが。
それはともかく、あの番組が本になりました。ブラタモリ書籍版17巻。
もし時間が合えば、高知の皆様に愛して頂くために高知を愛し抜こうとしているわたくしが、高知の街を、地形堪能型でご案内差し上げます。お声掛けください。もちろん時間が合えばですが・・・