シットロト踊りとシットロトのカリー〔5793〕2019/02/24
2019年2月24日(日)薄曇り
今日は、高知県東部に用事があって来てます。で、ちょいと足を伸ばして室戸。
吉良川を過ぎて、行当岬の少し手前にシットロトというカフェがあるの、ご存知でしょうか。こないだご紹介した、高知県庁のカレーマスターTさんと、その奥様ご推奨なのが、シットロトのカレー。
Tさん、奥様と知り合われたきっかけが、東京で行われていたカレーの教室というから、すごい。カレーが取り持つ縁で、高知の人口が増えたという素晴らしお話ですが、その奥様がシットロトのカレーは美味しい、とおっしゃる。これは、機会があれば食べてみなくてはならん。
そんな訳で、意外と早く訪れたその機会。
美味しかったです。メニューは、デザートを含めて豊富。カレーの種類はと申しますれば、
阿波尾鶏の辛口カリー
紅茶煮豚バラとフレッシュトマトのカリー
室戸ジオカリー
スリランカ式ココナツミルクカリー
タイ式ココナツミルクカリー
で、僕は紅茶煮豚バラとフレッシュトマトのカリー、食べました。
Tさんが作るカレーに似た、玉ねぎとかでじっくり煮込んだ系の美味しい美味しいカレーでした。満足満足。本当に満足。
写真の左端、向こうに見えてるのがキラメッセ。こんな場所に、あります。玄関前のひまわり牛乳の黄色い受け箱が嬉しいではありませんか。室戸のカリー喫茶、シットロト様。
ところでシットロト。シットロト踊りという県指定の無形文化財、シットロト?
ごめんなさい。シットロト踊りは、毎年旧暦の6月10日に、早朝から夕刻までかけて行われる踊り。派手な花笠を冠っておんちゃん達が踊るの、見たことないでしょうか。
あれを踊っているのは室戸の地元の漁師さんたち。
300年前。浮津の手前に奈良師という浜がありますが、そこの地蔵堂の庵主が、その浜を夜に歩いてると、聞き慣れない唄を歌ながら歩いている人を発見する。近寄ると旅の僧。その僧侶は、機嫌よくその唄を教えてくれました。それがきっかけになり、6月30日に豊漁を願い、魚の供養を祈りながら地元神社仏閣を回って唄い、踊る、という風習が始まった、という説。他にも色々説があって、ご興味があればWeb高知のこのページを読んでみましょう。
踊りは、結構緩い感じね。神社仏閣や漁具関係者、漁協などを一日かけてまわり、踊る。その場所ではお酒などが振舞われる。そして漁師が踊るのったりした踊り。なんか、良いですな。
この踊りのをやっている間は漁に出てはならん、ということ。おやすみの無い、漁師さんたちの休日をつくろう、という側面があったという説もあるみたい。
シットロトという名称は変わってますが、この由来、シットロト?
ネットで検索したら、
「音頭に出てくるシトロに由来したもので、シトロとは踊りに使われた赤白青色の紙房を飾り付けた竹棒のことで、今日では日の丸の扇に変わっています。」
と書いてあるページがありました。なるほど。
この、おんちゃん達が持っておる扇が以前はシトロだった訳か。
そんなシットロトの名前を冠したカフェと、カレー。
由来はともかく、室戸の名物のひとつであるのは、間違いない。Tさん、美味しかったです。
そんなTさん絡みの、カレーと牛乳の新ネタ、近日報告予定。乞うご期待!