宇宙人〔5771〕2019/02/02
2019年2月2日(土)晴れ
車のフロントガラスが久々にカチバリついてた。ちょっと冷えこんだ、朝。放射冷却。でも氷点下にはなってないと思います。
放射冷却というくらいなので、快晴。夜明け前の空には満点のお星様。写真は、少しだけ東の空が明るんできた時間に、本社棟2階の窓から撮影した、宇宙。
そう。宇宙。
普通に夜空を見上げて「星がきれいだなー」と感じるのも素晴らしいけど、空を宇宙として眺めるのは、もっと楽しい。最近、この楽しみ方を覚えたので人生の幅が広がりました。大袈裟です。
ちょっと宇宙を体験してみよう。
工場の真上。細い細いお月様。月齢27の細いお月様が、空の低い位置にオレンジ色に輝く。その、月の明るい面は、そちらに太陽があることを示していて、その方角が徐々に明るくなってます。太陽の場所が、その空の明るみだけではなくて月の明るい面の向きで体感できる。
月の右上。ひときわ明るい金星。太陽系の中では地球よりも内側をまわる、金星。なので、太陽系の惑星公転面を想像し、地球からこのように金星が見える場合の太陽、金星、地球の位置関係を想像する。宇宙の中の自分がわかる。
その右上には木星。この写真では見えにくいけど、お月様の左下、工場の真上には土星が肉眼では見えます。太陽と金星の公転面の間を透かして、遥か彼方の土星を見ている訳だ。そしてこの、土星、金星。木星の並びが太陽系の惑星公転面を表しており、この傾きが、僕の、地球の上での傾きなのである。そうなのである。
実は、土星の更に左下の地平線上には冥王星があるのであります。肉眼で見える訳はないけど。
水金地火木土天海冥。
そしてこの写真には、月、水、木、金、土、そして日の光が見えているのでありました。一週間。火曜と水曜以外の一週間が、この一枚に写っている。今、火星は、日暮れどきの一番星として南西の空に上がってます。水星は今月下旬になると夕方の西空低く、一瞬だけ見れるかも知れません。
この曜日の名称も、身近な宇宙を表現する。僕らは宇宙の中で暮らす宇宙人。宇宙を見上げ、宇宙のどの辺で、どんな角度で宇宙を見上げているのか確認し、宇宙人であることを実感する時間。
実は、この木星金星のあたりには、本当は天の川が流れているはず。もし見えてたら、それが天の川銀河での僕らの位置と角度を教えてくれます。肉眼で天の川見たい。天の川を眺めて、自分が宇宙で暮らす宇宙人であることを確認してみたい。
などとロマンチックな気分で夜明け前リフレッシュをしつつ。さあ。仕事仕事。