未明のトップワン四国を見上げる〔5763〕2019/01/25
2019年1月25日(金)快晴
この季節、これだけ晴れたらかなり厳しい冷え込みになるはずだけども、そんなにシビコオりません。今年の冬は、暖冬だ。
今朝、車を停めてた与力町まで歩いての出勤。そんなに冷ようない。快適な夜明け前の高知市内。
ここは、その途中。午前4時半過ぎ。中天に輝くお月様とトップワン四国を見上げてみた。高知で一番高い人工構造物、トップワン四国。
このトップワン四国ができたのは1993年。もう、そんなになるのか。なんと築26年。もう、そんなになるのか。これだけ前になると、トップワン以前、ここにどんな建物があったのか、まったく記憶にない。ないですね。
この北の、高知市文化施設かるぽーとの場所には高知市中央卸売市場があり、ホテル日航高知旭ロイヤル様の場所にはニチレイさんの倉庫があったのは、覚えてます。が、ここの記憶は、ない。
トップワン以前の航空写真を見ると、こんな感じ。この十字の場所が、トップワン。民家ではないね。横に長い切妻屋根の建物が3棟並ぶ。なんだろう。
西側の九反田公園は、今も昔も九反田公園。明治のはじめ、学制が布かれて高知市立の小学校がつくられた際、南街小学校が建てられた場所。明治24年、ナンバースクールの映えある1番を獲得したのが、この九反田公園の場所につくられた南街小学校で、高知市立第一尋常小学校となった話は以前にも書きました。
その「1番」の小学校跡地の隣に、平成5年に建てられたのが、やはり「1番」の名称を冠した高層マンション「トップワン四国」なのでありました。そう。当時、四国で一番高いビルとして建てられたから、トップワン四国。高さ100mちょうど。
でも、翌年の平成6年、香川県の宇多津に「ツインタワー瀬戸大橋タワー31」てなマンションが建つ。高さ102.4mで、このトップワン四国が四国のトップワンであったのは一年間だけだった、という話は以前も書いたような書かんかったような。
その後平成8年、愛媛県今治市に建った「今治国際ホテル」は101.7m。これより高いけど、宇多津のよりは70cm低い。敢えて70cm差で四国一を目指さなかった理由を、知りたい。なんか奥ゆかしくて好感は、持てる。
それ以降の四国の高層建築は、香川県の独壇場だ。平成12年、「香川県庁」113m。そして平成16年には、あの、高松駅の横にそびえ立つ「高松シンボルタワー」が完成する。なんと、151.3m。ここまでくるとね、もうね、まったく太刀打ちできません。
高知県で2番めに高いのは、このすぐ横のホテル日航高知旭ロイヤル様で、平成7年、96.6mの高さで完成。これも、近くのトップワンより少しだけ低くしている控えめさで好感度が高い。と、思う。
そして、知らんかったけど、高知県第3位は「かるぽーと」なんだって。68.7m。なるほど。この界隈にビッグ3が集中して建っているのか。謂わば高知のマンハッタン。新都心。
そうそう。高知市の都市計画では、確かに、この界隈を新都心みたいにしたい思いがあったやに、聞いてます。今は昔。
これからはやはり、街のにぎわいの中心は、中心商店街界隈でしょう。ここ九反田は、文化の香りがする、美しい景観の住宅地がふさわしい。
夜明け前のトップワン四国を見上げながら考える。