寿司屋の2階とバックギャモン〔5745〕2019/01/07
2019年1月7日(月)快晴!
こないだ、懐かしい人物に会いました。土曜日のこと。にっこりにも書いたように、オーテピアに籠って仕事してました。お昼、休憩がてら帯屋町のスタバへ。その2階で、なにやら見たことのある人が、PCに向かって真剣な表情。おう。K君ではないか?
PCの画面にはバックギャモンの対戦図が表示されている。間違いない。K君だ。
彼とは、高校3年生の頃、塾で一緒だった。塾と申しましてもね、誤解されたら困るんだけども、受験対策を必死になってやるような塾ではありませんでした。僕の高校の同級生も居たし、K君は別の高校に通ってたし、何より、近所の女子高の子も、同じ教室に来ていたのである。そんなこんなが楽しくて通ってたんですね。大橋通りの近く。寿司屋の2階。
どれだけ真剣味に欠けるかと申しますれば、高3の夏休み、塾の先生も一緒に「合宿」と称して山へキャンプにでかけて川で泳いだりしてたくらいね。そんな、楽しかった塾で一緒だったK君。
高校を卒業してから会ってないと思う。でも、何年か前、高知新聞に紹介されているのを見て驚きました。彼は、プロのバックギャモン・プレイヤーになっていたのだ。しかも、国際大会で数々の優勝歴を誇る、超一流のプロ。
就職して10年目くらいで退職、腕を磨き、その3年後くらいにはプロに。そして数々の大会で優勝し、今も年に6回くらいは海外へ試合に出かけるんだって。現在保持している国内のタイトルは「名人」。主たるタイトルは5つあって、一度に3タイトル保持したこともあったけど、なかなか同時に保持するのは大変だ、と言うてました。そりゃあそうだ。
このページの下の方に、彼のプロフィールが書いてある。1961年生まれの方ね。
現在、世界でバックギャモンをやっている人口、3億人なんだって。彼に教えてもらいました。では日本では。僕も大学生の頃に少しやったことあるけど、もうルールも忘れてしまった。「今はちょっと少ないね。江戸時代は多かったけど。」という驚きの返答。何?江戸時代にバックギャモン?
そうだったのか。江戸時代の双六(すごろく)には二種類あったんだそう。盤双六と絵双六。元々は盤双六が、先。それが、大昔に日本に入ってきたバックギャモンなのである。で、子供達も楽しめるように絵入りの僕らが知っている双六ができて、絵双六。
双六は、二つのサイコロという意味だ、とも教えてもらいました。そうか。バックギャモンがサイコロ二つ使うもんね。双六がバックギャモンだったのか。知らんかった。
それはともかくKくん。この写真のように、You Tubeに対戦動画が上がっていたり、解説動画があったり、たくさん指南書を出していたり。最近、英語の指南書も書いて、アメリカ等で結構売れているんだそう。知人が活躍するのは嬉しいね。
そして、懐かしかった。あの頃のこと、思い出しました。汽車寿司の2階で楽しく過ごした、あの頃。彼がこんなになるとは、まったくこれっぽっちも予想してなかった、あの頃。