世の中は知らないことだらけ〔5720〕2018/12/13
2018年12月13日(木)晴れ
ここは今朝の南宝永町歩道橋。北へ行くと宝永町の交差点。南は鏡川大橋。東へ行けば青柳橋で、弘化台とか五台山とか。航空写真にも、このようにハッキリと三菱かベンツのエンブレムみたいな姿で写ってます。この歩道橋は、たぶん、鏡川大橋が開通するのに合わせて作られたんだろうと思う。鏡川大橋ができるまでは、ここの交通量はさほど多くなかった。大橋ができて飛躍的に交通量が増大した、交差点。
今となっては、ちょっと不便。今だったら、こんなことせんかったでしょうね。まったくもって歩行者優先ではない。交通戦争と言われていた時代、たくさんたくさん作られた横断歩道橋も、高齢化社会を迎え、なかなか不便なオブジェと化してきています。とは言え、撤去するにもお金かかるし、今もってたくさんの横断歩道橋があちこちに架かってます。あまり渡ることないと思うけど。
で、この歩道橋は上で三又になってるので、手摺りに点字が刻印されてます。こないだ、ご紹介しました。で、階段の登り口の手摺りにも、点字。写真に撮って解読してみました。
ノボリカイダン
ヒガシキタカドエ
ヒガシミナミカドエ
↑
なるほど。この階段を上ると交差点の北東の角と南東の角へ行ける、という訳だ。
点字。ウィキによりますれば、この、縦3横2の6点を基準とした点字を考案したのは、フランスのルイ・ブライユという人物なんだって。1825年のこと。で、この6点式を元に日本語の点字をつくったのは石川倉次さんという人物。日本点字の父、と称される方なんですね。正式に日本点字として採用されたのが1890年のこと。視覚障害者の世界が変わった。
文字がスラスラ読める、というのは、かなり革命的だったんだと想像できます。友人知人に視覚障害を持たれてる方、多いけど、みな、普通にパソコンも打つし、メールの返信も速い速い。これは音声か。でも、彼らはすらすらと点字の文章を読んでいきます。
で、知らんかったけど、缶ビールとかには「おさけ」「さけ」「びーる」などの点字表記が刻印されてるんだそう。なら、牛乳パックにもできそうな気もします。紙パック会社さん、やらんろうか。
こないだも書いたけど、インクジェットで飛ばせるみたいな点字プリンター、開発されてないんでしょうかね。世の中には3Dプリンターなるものが登場しているので、なんか、すぐにできそうな気もします。
と思って3Dプリンターを検索してみたら、2万円を切る超安価な3Dプリンターも発売されてるんだ。すごい。世の中の流れについていくのは大変だ。
もう、どこにでも印字できるインクジェット式点字プリンターが開発される日は近いと見た。
ところでウィキの「点字」の説明の最後に、こんなこと書いてました。
「点字に対して、晴眼者が使う文字を墨字と呼ぶ。」
晴眼者。墨字。
世の中は知らないことだらけだ。