北海道で地震〔5622〕2018/09/06
2018年9月6日(木)晴
また、地震。北海道の断層地震。
北海道には、日高山脈を形成することになった、東西からの強い圧力がかかっています。その圧力による逆断層がズレたんではないかと思います。石狩低地東縁断層帯というのでしょうか。
6時現在。まだ、被害の全容は見えてきてないけど、大きな被害が発生している模様。テレビで繰り返し流される映像が、地震の大きさ、被害の甚大さを伝えています。
厚真町の山々は、無残に崩れ落ちてます。ものすごく広い範囲の山々が無残。まだ、情報が入ってきていない町もあるとのことで、不安が膨らみます。
昨日、台風が行き抜けたばかりの北海道。昨日は台風の影響で鉄道が動かず、今日は地震で動かない。日本列島は常に大自然の脅威にさらされているということを教えてくれます。
地理院地図で、活断層図を見てみると、ありました。厚真町の西側。北海道の島内に走る活断層の一つ。この図には記載されていない活断層が隠れている可能性も高いので、要注意。
政府、地震調査研究推進本部のホームページを見てみました。「内陸の活断層」の中の「石狩低地東縁断層帯」。そのページによると、その活断層の過去の活動は、上下のズレが0.4m/千年以上、であり、最新の活動は1739年以後、1885年以前。平均的な活動期間は1000年~2000年、と書いてます。
将来の予想も載ってます。今後30年以内に自信が発生する確率は、全国の主たる活断層の中ではやや高いグループに属する、とのこと。それでも、30年以内の地震発生率はほぼ0%なので、なかなか予想するのは難しい。本当に難しい。こういった断層地震の予知は、人類には荷が勝ちすぎる命題なのかも知れません。
いつ、何が起こるかわからないのが日本列島。台風21号の被害が大変だ、というニュースに押し被さるように地震のニュース。まだまだ情報が少ないので、これから色んなことが明らかになってくると思います。
それにしても、僕らはいつも、大自然の脅威に直面しながら生きている、ということを、これでもかと言うくらい実感します。
考えてみると、南海トラフ大地震も、平常時に発生するとは限らない。台風の最中に発生するかも知れないし、大きなイベント開催中かも知れません。大自然は、そんなことを忖度しない。心構えと準備、対策。
被害に遭われた皆様方に、心よりお見舞い申し上げます。