明けなかった夜は、ない〔5563〕2018/07/09
2018年7月9日(月)久しぶりのお日様
明けなかった夜はない。
久しぶりの朝日。長い長い長い大雨があがり、やっとお日様を拝むことができました。永遠に続くかと思われた大雨も、高知では、やっとあがりました。今、会社の、自分の部屋でこのにっこりを書いてますが、遠くからセミの声。セミも、晴れるのを待ち焦がれていたんだと思います。
それにしても、今回の豪雨の爪痕は、酷い。広島県、愛媛県を中心に、高知も含めて広い範囲で大きな被害が発生しています。本当に。本当に、心よりお見舞いを申し上げます。
写真は今朝、会社の裏手の物部川。三宝山から昇る朝日。まだ水量は多いものの、一時から言えば平穏を取り戻しつつある物部川。濁った川面にも朝日が映えて美しい。
6日前の、少し水量が増え始めたときの物部川が、これ。
その翌々日、増水して中洲が沈みかけている物部川が、これ。
そして七夕の日の朝、今日の写真の、この手前の河川敷のところまで全部濁流の下になってしまった物部川が、これ。
それから2日。ようやく平穏を取り戻し始めた物部川。各所で、崖が崩れたり橋が落ちたり住宅が浸水したり農地が流されたり、と、大きな被害がでてますので、復旧はこれからになります。
しかし、明けなかった夜は、ない。
もちろん以前と同じにはならないかも知れません。大自然は動的平衡。姿を変えながら、要素を替えながら、次代へと繋がってゆく。
今朝のこの物部川を見ると、大雨前の風景とは少し違います。たぶん、濁流の中で土砂が流されたり堆積したりして、川底の地形が変わってしまったんだと思う。なので、この川水が減ったとき、以前とは違う物部川の流れになってしまうのかも知れません。大自然は、そうやって姿を変えながら繋がってきました。
また、大きな台風が南西諸島目指して北上してきています。たっぷりと水を吸った日本列島、これからの天気に厳重な警戒が必要と、テレビで繰り返し繰り返し連呼されています。
高知自動車道の橋が落ちたため、大豊と川之江の間がいまだに通行止めで、これはどのように復旧していくのか、気になります。他の主要国道は、ほとんど、通行止めは解除となり、瀬戸内海に架かる3本の橋も開通したので、平常の業務に近づきつつあります。
JRでは、土讃線が、琴平からこっち、全部止まってますね。安全確認をせんといかんので、これは時間がかかりそう。
国道が開通したので、香川、岡山、関西方面の荷物は、大豊インターから井川池田インターの間、国道を通って運ぶことが可能になりました。まだまだですが、少しづつ、平常の戻りつつあります。
この間、荷物の不着、遅延等でご迷惑をお掛けした皆様に、この場を借りましてお詫び申し上げます。
被害に遭われた皆さんには、まだ、復旧もなにも考えられない、という方もいらっしゃると思います。言葉もありません。
確かに言えることは、ひとつ。明けなかった夜は、ない、ということ。
久し振りの朝日が眩しい、物部川です。