出来るだけ避けたい区間?〔5544〕2018/06/20
2018年6月20日(水)雨
今日は、雨。香南市とか安芸市とかに大雨警報、出てます。これからしっかりと降る予報。地震で揺れた地域の皆さんは、土砂災害に気を付けてください。
そんな雨の中、徳島へ向かってます。今日は四国地区乳業協会の、総会。今年は徳島で行われます。少し早めに会社を出て、国道を通って徳島へ。大歩危小歩危も雨の中。
昨夜も雨でしたが、お客様のビヤガーデン開きで、ビール、しこたま飲みました。テラスビヤガーデンなので、雨が降っても大丈夫。大勢の皆さんが、おいしい料理とビールを楽しんでましたね。善き哉善き哉。
で、良い心持ちになって帰宅し、そのまま寝てしまった。
朝、4時に起きてスマホを見ると。おう。サッカー、コロンビアに勝っているではないか。ビックリビックリ。こりゃあ今日はこの話題があちらこちらで盛り上がるんだろうな、と思いながら出勤。
でもね。ながら出勤は、危険です。
いつものように野市、上岡八幡宮さんの境内に車を停め、傘をさして車から降りると。おう。ベルト、してない。
そう。コロンビアに勝ったんだね、ということに思いを巡らしながら着替え、家を出たので、ベルト装着を忘れていた、という訳だ。僕って少し、うっかりさん。
お腹周りは充実しているので、ベルトがなくても全然違和感がない。ズボン、落ちません。ベルトは単なる装飾品に成り下がっていることに改めて気が付いた雨の朝。ああ。それでも今日の会合、ベルト無しという訳には参らん(装飾的な意味合いでね)ので、一仕事済ませてから帰宅し、ベルトを装着してきた、という忙しい朝を過ごしました。
そして、徳島へ。大歩危小歩危は雨の中。
吉野川が水量を増し、濁流になって流れている。断崖絶壁が連なる、大歩危小歩危。こんなところに道路を建設しようとした先人には頭が下がります。
阿波池田から吉野川沿いに大豊町へと道路を通す。これを発想し、私財を投じたのが、以前にもご紹介した、香川の大久保諶之丞さん。偉い人も居たもんだ。「四国新道」として、香川と高知、高知と松山を結ぶV字ルートを発案し、その実現に尽力する。瀬戸大橋を最初に発案したのも、大久保諶之丞さん。そして、吉野川上流から香川へと長大な用水を引く、という香川用水の発想をしたのも、彼。全部、長い年月はかかっても、実現し、多大な恩恵を高知県にももたらしてくれた、恩人。
最初に実現したのが「四国新道」。ウィキによると、徳島県側が開通したのが明治23年。高知県側が明治27年竣工。もちろん当時は未舗装の狭い道路だったでしょうか、馬車や人力車が通れるようになったのは、大きい大きい変化だったと思います。こんな断崖絶壁に、道路。
もちろん物資輸送の中心は海上輸送であった時代ですが、戦後になり、自動車社会が進展すると、物資輸送もこの道路がメインとなる。
今は高速道路ができて交通量も減ったけど、それでもトラックがどんどんと行き来する国道32号線。
雨の大歩危小歩危。
国道32号線の、大歩危小歩危、大豊町界隈について、ウィキには、こんなこと、書いてある。
「この区間は四国有数の多雨、地滑り、落石地帯であり、交通規制が行われることがある。台風や大雨の後の通行は出来るだけ避けたい区間でもある。」
やかましい。大きなお世話だ。と声を荒げないで、現実を認めよう。でも、雪ですぐに通行止になる高知自動車道に対し、雪ではなかなか通行止にはならないこの道は、我々にとって大切な大切な道路。
基準の雨量を超えると通行規制が行われるけど、長年の雨対策工事により、土砂崩壊などはめったに起こりません。
今日も、大雨警報の中、なにごとも無いように、悠然と、国道32号線を走って徳島へ。