立て看とSNS〔5486〕2018/04/23
2018年4月23日(月)晴れ
少し雲が多いけど、晴れた初夏の朝。月曜日の朝は、心身が引き締まります。
5時前に出勤し、一仕事済ませた6時過ぎ。突然、電気が消えた。本社棟の電灯がすべて消え、非常灯だけが光っている。
そして、異様に静かだ。静かすぎる。工場の方を見ると、そちらも停電。業務用契約の電気も、家庭用契約の電気も、全部止まってました。
幸いなことに3分程で復旧しました。コンピューターは、UPSで大丈夫。でも、瞬間でも止まってしまうと、工場は結構大変。品質に万が一があってはならんので、各所をチェック。各部門も、安全面を最優先に対応。研究本部の本部長を電話で呼び出して、緻密に安全チェックをしているところでございます。関西や関東行きの「乳しぼりをした日がわかる低温殺菌牛乳」は、商品ができあがってトラックに積んでたので、遅れはありませんでした。
四国電力さんのHPで「停電情報」というのを見ると、ありましたありました。南国市立田、物部で約100戸が停電した、と。原因は、まだ、わかってません。
工場が比較的速やかに平常の状態に戻ったのは、早朝からお仕事をしておられる皆様の速やかかつ的確な対処のお陰。こういう時に地力が試される。
ともあれ落ち着いたので、朝の新聞。こんな記事がありました。
「京大立て看板 学内限定に」
大学の立て看、最近は見なくなりました。僕が学生の頃は、もう、学生運動は沈静化していたものの、大学構内だけではなくて外側にも、立て看が溢れてました。もちろんサークルなどの告知看板もあったけど、目立つのは政治的メッセージの看板が多かった。当時は成田空港闘争が活発で、「三里塚へ集結しよう!」みたいなのが多かったですな。
その母校にたまに寄ってみると、まあ、小綺麗になってオシャレになって。大学の外に向けての立て看は姿を消し、学内のも、かつてのような政治的メッセージの巨大なものは、ほとんど無い。
ところが京大。ここの立て看は、あの頃の時代にノスタルジーを感じさせてくれるような、そんな立て看。この写真は京大近くの百万遍の交差点ですね。この春、京都行ったときに、印象的だったので覚えてます。タテカン撲滅を謳うタテカン。逆説的に当局に反抗しているスタイルは、往時を彷彿とさせる雰囲気満載ですね。京大らしい。
でも、京都は、景観を条例によって厳しく規制している町。その流れの中で、これを撤去するべく指導が継続的に行われ、大学側も、受け入れる方針を決めたとか。
文化っちゃあ文化だし、景観を損なうと言われりゃあ、そうだ。まあ、僕は、スッキリよりもごちゃごちゃの方が好きですが。
今の学生さん達は、こういう手法ではなく、SNSを利用した運動を展開する。そういう時代。
時代は変わる。過去の遺物なのか古き良き習慣なのかは、なかなか判断しづらいところではあるけど、確かに言えるのは、SNSなどを上手く活用しないと、ちゃんとした成果は上げられない時代になったのは間違いない、ということでしょうか。
今朝の日経MJに、アマゾンが生鮮食品に参入したアマゾンフレッシュが始まって1年、という記事。IYは、IYフレッシュというサービスを始めたし。
まだ、エリアは限定的ですが、これからの展開からは目が離せません。僕らの商品は、全国的に評価して頂ける商品だと思うので、この流れに乗らなくっちゃ。
時代は変わる。