津波アニメーション〔5473〕2018/04/10
2018年4月10日(火)晴れ
地震、ありましたね。昨日の朝。高知では震度3ということで、目が覚めました。揺れがくると、遂に来たかも、と思ってしまいます。南海トラフ大地震。
高知県のホームページに、南海トラフ地震津波の想定アニメーションが公開されているの、ご存じですよね。自分が住んでいる地域のアニメーション、見ておく価値、あります。思っていたのと、少し違ったりするので。
このページの範囲8というので、高知市界隈の動画が見れます。地震発生から30分ちょっとで、巨大津波が押し寄せる。もちろん最悪想定であり、また、震源の位置や地震の規模によって全然違うものになってくるんでしょうが、参考にはなります。
で、沿岸部に巨大な津波がくる同じ頃、僕の住む中の島などで海の水位が上昇、浸水が始まっております。
興味深いのは、市内の、浸水域の広がり。地震発生から20分で水位が上がり始めますが
、高知城の辺りまで浸水域が広がるのが地震発生から2時間後。幾度も押し寄せる津波とともに、更に広がり、升形や小高坂という最大域まで達するのは、なんと、地震発生から6時間後。
こうなるのかも知れないし、ならないのかも知れない。でも、頭の中に入れておく必要は、あります。
東西に走る浦戸の山や、西孕、東孕の山。それによって、浦戸湾は入り口が狭くなり、高知の市街地は激しい大津波からは守られている、ということが、よくわかる。でも、広大な海になってしまう。
高知空港から物部川河口界隈は、範囲7でアニメーションを見れます。やはり、20分から30分で、巨大津波。でも、第一波では、弊社がある界隈はまったく無事。津波は物部川を遡上するけど、堤防は越えない。でも、地震発生から2時間後。幾度も津波が押し寄せるごとに到達域が北上し、最悪想定の最北到達地点が、弊社にかかるかかからんくらいであることが、わかります。
このアニメーションでは地震発生後2時間で。
そう。意外に感じるのは、第一波の後、数時間上昇が続く、という想定。そんなこともあるのだ、と、頭に入れておく必要があります。
ちなみに、現在、高知東部自動車道の工事が進んでまして、その道路が堤防になるので、完成すれば今よりは減災されるとの話も、あります。
ともあれ、準備と心構え。
写真は、今朝の物部川河口。河口部に土砂が堆積して、河口がどんどんと西へ移動している風景。河川が、河口部で浜堤を形成しながらU字型に蛇行しているの、よくありますが、その地形はこうやってできていくんだ、ということが実感できる。地理院地図で、50年ほど前、そしてGoogleマップの現在と見比べると、その地形の変遷がよくわかります。
大自然の営みは、続く。南海トラフ地震も、その津波も、大自然の営みの一つ。それは、宿命。僕らにできるのは、できる限りの対応を考え、対策を講じること。