常盤の松から桜並木へ〔5461〕2018/03/29
2018年3月29日(木)晴れ
結局、昨日は夕方の6時半頃まで、辷山で飲んでました。高知県中央酪農組合連合会総会後の懇親会の三次会だ。12:30から飲んでたので、どうやってにっこりひまわりの更新をしたのか、あまり覚えてません。忘れずに更新できて良かった良かった。
早く帰って爆睡したので、今朝は3時前起床。写真は、今朝、3時過ぎの堀川。満開の桜が美しい堀川。
高知での、桜の満開宣言は3月19日でしたよね。今日は29日。昨日も話題になってたけど、今年の桜、長く咲いてくれてます。記録的に早い開花を迎え、この月末くらいにはもう葉桜になるんだろう、と思ってましたが、まだ大丈夫。
今週末も、お花見、できそうな雰囲気。桜吹雪の中のお花見か。今年の桜はよく頑張る。
この堀川は、高知市の、プレジャーボート係留地になっていて、浮き桟橋がしつらえられてます。左手に見えるのは中の島のマンション群。その上に、お月様。
月齢11くらいのお月様。満月になるのは、今週土曜の夜。満月と満開桜が一緒に楽しめたら良いですけどね。
この右手は常盤町。すぐそこに常盤保育園があります。ときわ保育園。
この堀川沿いに、松並木があったんだろう。少し行くと松ケ鼻。藩政期、城下三番所の一つが置かれ、明治になると水上警察が置かれた松ケ鼻。松ケ鼻というくらいで、松並木が立派だったんだと思う。
常盤町という町名は、常盤の松が、由来だと思う。冬になっても葉っぱを落とさない、緑色の葉が一年中変わらないことを常盤、常葉というので、古来、常盤の松、という言い回しをしてきてます。松並木があったから常盤町。
ここから堀川を下ると若松町。この界隈にあった松よりも若い、たぶん明治になってから植えられた松の並木があったんだと思う。
松ケ鼻。常盤町。若松町。
松のある風景。しかし、現在、松の木は一本も見えません。いつ頃なくなったのか。とこしえに緑という意味で常盤だったのに。
松が消え、寂しくなっていた堀川沿いの風景。そこに、地元の有志の方が、桜の苗木を植える。
2009年10月25日のにっこりに、そのことを書いてます。昭和57年、つまり今から36年前のテレビ高知の番組「おらんく風土記」で、はらたいらさんが、地元の横山さんと行った会話。横山さんが、小さな小さな桜の木を指差しながら「地域の人が、堀川界隈をキレイにしようと植えました。将来、大きゅうなって、桜の名所になったら嬉しいですね」と語っていた場面が印象的でした。
40年経過し、桜の名所になった堀川。
先人の志。思い。
延々と続く松並木はなくなったけど、高知で有数の桜並木になりました。
先人の志。思い。
超早朝出勤しながら、そんなことをつらつら思う。