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お地蔵さんと大津波〔5440〕2018/03/08

お地蔵さんと大津波

2018年3月8日(木)曇り

今朝は、2時半に出勤してみました。朝の2時半。既に工場では、機器殺菌などが始まっており、物流センターでは出荷が始まってます。朝から、本当にご苦労様です。

2時半。草木も眠る丑三つ時。午前2時前後の2時間が丑の刻で、2時から2時半くらいが丑の三つになるので丑三つ時。人も動物も、草木さえも眠ってしまう時刻。高知東部自動車道を通ってきましたが、すれ違った車は3台。夜の続きの車なのか、朝が始まった車なのかは、わかりません。人々にとっては、ちょうどその間の丑三つ時。

草木も眠るけど、工場は眠りから覚め、動き始めています。草木は眠るけど牛乳工場は動く、丑三つ時。

で、写真は、3時過ぎに撮影したお地蔵さん。会社からまっすぐ南へ行くと、物部川の河口へ出ます。そこから黒潮ラインを少し西へ行くと、左手の生垣の中に鎮座ましますお地蔵さん。幾度かご紹介したこと、あります。

今朝は、車のヘッドライトで撮影してみました。丑の刻を過ぎた頃合いの、お地蔵さん。でも、まだ、冥界とつながっているような雰囲気が満ちる、丑の刻過ぎのお地蔵さん。

横の石板には「六道能化に身をやつし 苦海にしづむ我等には たすけ給うる地蔵尊」と刻まれている。僕ら衆生の身代わりに、六道をまわりながら苦難を受け続けてくれるお地蔵さん。

昨日、芸西村、長谷の地蔵堂をご紹介したように、日本では、津々浦々でお地蔵さんが大切にされています。

お地蔵さんの台座に刻まれている年号は文久三年。そして右端に見えている石灯籠は文久二年のもの。安政南海地震の7年後。

 

もうすぐ、あの東日本大震災から7年が経過します。

この石灯籠は、安政南海地震から7年経過し、その被害者の供養で建てられたのかも知れません。お地蔵さんは、被害にあった子供の供養でしょうか。

この向こうは高知空港の滑走路で、太平洋戦争の頃まで、そこには標高29.6mの室岡山という山があったことは、このにっこりでも幾度も書いてきました。地震津波や物部川の洪水からの避難場所でもあったので、「命山」と呼ばれた室岡山。今はもうない命山。

その石灯籠も、そしてお地蔵さんも、その山にあったのかも知れません。そこには久枝八幡宮というお宮さんも鎮座していましたので。

その室岡山の西に福楽寺というお寺さんがあったそうですが、1707年の宝永南海地震の大津波で流されたとのこと。そのご本尊は、地蔵菩薩。

 

このお地蔵さんが、その地蔵菩薩と関係あるのかないのかは、わかりません。でも、人々の、健康で幸福な暮らしへの願いが込められているのは、間違いない。安政南海地震津波の7年後に、石灯籠は建てられ、8年後にお地蔵さん。

間もなく、あの大震災から7年目の日がやってきます。


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