世の中の、向き〔5423〕2018/02/19
2018年2月19日(月)晴れ
昨日、米子の地名の由来は、88歳のおじいさんに子供ができたから、てなことを書きました。88歳でね。すごいね。という話でしたが、昨日の龍馬マラソン、87歳の男性が完走したという記事、今朝の高知新聞に載ってました。すごい。すご過ぎる。87歳ですよ、87歳。で、フルマラソンを完走してしまうその気力体力は、どこからくるのか。とにかく、毎日の鍛錬の賜物だと思う。
で、昨日の晩、龍馬マラソンを走った同級生の打ち上げに参加しました。4時間台前半から、皆、概ね4時間台での完走は、すごい。みんな頑張るね。
そんな高知新聞を見ながら日経新聞の裏面を読むと、おう、吉田勝次さんではないか。
そう。以前、朝倉の金高堂さんで偶然目に止まり、ついうっかり購入してしまった「洞窟バカ」の著者、吉田勝次さんだ。
昨日の打ち上げで、ランの話でも盛り上がりましたが、登山の話でも盛り上がったことでした。今は足を痛めて、走るのもままならないS君。公立高校の先生である同級生のS君は、元々、2時間40分でフルマラソンを走るすごいランナーであると同時に、登山の専門家でもありました。
その能力は、富士登山マラソンという全国レベルの大会で入賞する、という快挙も成し遂げたほど。しかし、僕らの中では、結構無茶します。背広で三嶺を登り、迷ってしまって日が暮れたり。せられません、そんなこと。
でも、ちゃんとした登山競技の監督もやったりするので、できることはできるけど、やらないときはやらない、という、まあ、高知県人らしい人物ではあります。
で、この洞窟バカの吉田勝次さんも、なんか、同じ匂いがします。
穴があったら探検する。「洞窟バカ」のコピーは、「すきあらば 前人未到の洞窟探検」ですきんね。未知の穴に取り憑かれた男の、その想いは、僕には理解できます。
登山やスキューバダイビングで培った技術を、世界中の未知の洞窟探検に応用。
何故、その先がどうなっているのかまったくわからない穴の探検に取り憑かれたのか。常人の理解を超えた変人なのか。
でも、その感覚が理解できる人間が増えてきたのも、世の中の流れなんでしょうかね。不思議な方向だ。
なんせ、このように、日経新聞の「文化」面に登場するくらいですき。
世の中、面白いですね。こんな人物が現れ、日経新聞文化面に登場する。思いもしなかったことが起きている。
そう言えば、最近、社員さんの要望で、僕が賞状に筆で字を書いたりする事態になってます。ホントです。永年勤続表彰とか。良いのか?これで。と思うけど、どうやら、許されるらしい。「味がある」という微妙極まりない表現で、許されるらしい。ああ。まさか、僕が、表彰状の文字を全部書くという日が来ようとは、想像もしてなかった。
世の中は、不思議な方向に進んでいるのかも知れません。