太陽系の、惑星公転面が、見える〔5421〕2018/02/17
2018年2月17日(土)晴れ
晴れ。もう、車のフロントガラスが凍りつくようなことにはならんと油断してました。午前5時半、会社の駐車場はプラスの2℃でしたが、停めてある車のほとんどは、ガラスが真っ白にカチバリツイてました。昨夜の雨で濡れたガラスが、冷たい風によって気化熱を奪われ、氷になったのでしょうか。大自然の営みは凄まじい。
写真は今朝、5時過ぎの野市、上岡八幡宮。鉄棒の上にカメラを置いての撮影。さそり座が見事な、南東の空。
こないだ皆既月蝕がありました。見えました?
高知では見れんかったけど。ああいった天体ショーを見ていると、宇宙の中の自分を実感できます。地球と月と、そして太陽との位置関係を考えながら月蝕を、見る。自分の立ち位置がよく理解できます。宇宙の中の、どこに居るのか、と。
で、普段の夜空でも、自分が宇宙のどこに居るのか、実感できる場合がある。今朝のこの空みたいに。
上の端。写真の上の端っこ右手に、明るい星が見えます。言わずと知れた木星だ。そこから左下へ見ていくとさそり座。さそり座のα星、アンタレスが見える。その左上に、同じような明るさ、同じような赤さの星。そう。火星。火星とアンタレスは、こうやって接近することがあり、区別がつかんくらいよく似ている。その話はこないだ書いたね。
で、木星と火星を直線で結んで、火星の左下の方へと延ばしていくと。神社の鳥居の上。そう。土星。
木星、火星、土星と直線上に並んで見えます。
この並びを見ていると、僕が、地球の赤道でもなく、極地でもなく、その間でこの空を見上げていることが実感できる。できますよね?
恒星の周りを周回するのが惑星。
元々、宇宙の中で粒子の濃い部分で粒子がどんどん集まってガスになる。そのガスはいつしか円盤状になって回転を始め、そのガスの中心部が核融合反応を起こして輝き始める。
円盤状のガスは、その所々で集まり始め、岩石となり、ぶつかり合って固まって星になる。惑星の誕生。
そんな訳で、太陽が中心にあり、惑星は、同一面を周回することになる訳だ。元々が平たい円盤状であっただけにね。
そう。ほぼほぼ同一面。
それを理解した上で、空を見上げてイメージしてみよう。木星、火星、そして土星が同じ直線の上に見えるのは、地球を含むその星々が同一面の上にあるから。
僕が見上げているのは、地球の北緯33度くらいの場所。だから、面が斜めに見えるので、木星、火星、土星の直線が斜めに見えるという訳だ。
ついてきてますか?
つまりですね、地球上の僕の位置と、惑星の公転面が完全に理解出来る、というこの夜空。宇宙の中での僕の居場所と、惑星の公転面。ああ。なんか、ロマンだ。
僕が公転面の上で、傾いて、公転面の星々を見ている。太陽系の中での、僕の立ち位置が、よくわかる写真になりました。はっきりと、惑星の公転面が見えました。ああ。宇宙はおもしろい。
おもしろくないですか?