避難所設営〔5254〕2017/09/03
2017年9月3日(日)良いお天気
今日は防災訓練。防災の日、9月1日に一番近い日曜日ということで、今日は各地で防災訓練が行われている事だと思う。僕の住む、はりまや橋小学校校区でも、本日、南海トラフ大地震を想定した防災訓練が行われました。地域の皆さんが実行委員となり、自分たちで考えながら組み立てて今年で4回目。
それに参加せんといかんので、昨日、一生懸命飛騨高山から汽車で帰ってきたのであります。15:35高山発の汽車に乗り、高知に着いたのは22:50ね。まあね。遠いね。ニッポン縦断汽車の旅。疲れたのしかったです。
さて。この地区の防災訓練、一回目は、2013年に行われる予定だったのが、台風直撃により中止になり、実際に行われたのは2014年8月31日。高知城を拠点にして、暑い中、開催。翌年から拠点をはりまや橋小学校に移動。で、2回、雨にたたられながらやりました。そして今年。
今年は、まず、避難ビルの確認とか、はりまや橋小学校の屋上への避難とかをやりました。そしてはりまや橋小学校へ。はりまや橋小学校は、西門と東門は、いつも施錠していない。なので、土日とかの学校が休みの日でも、門を引いて、入れます。建物の玄関は、土日など、学校が休みの日は鍵がかかっている。そこで、玄関脇の柱に設置されたのが鍵ボックス。普段は施錠されたボックスですが、震度5弱以上の揺れで自動的に開くんだとか。そのボックス内に、玄関の鍵、4階の防災倉庫の鍵、そして屋上へ出るための鍵が入れてありました。なるほど。よくできた仕組みだ。
そんなこんなを勉強しながら体育館。
今回は、避難所設営の訓練をしました。体育館内を、シートを使って6つのブロックにわける。そこに地区を振り分ける。参加者に受付登録をしてもらい、振り分けられた地区のブロックに行って、そこに避難してもらう。今日はそこまで。
そんなことを、誰かが中心になってやる、というのではなく、みんなでやる。避難した人たちにも積極的に参加してもらって、やる。これはなかなか大変で、勉強になる訓練でした。実際には、もっともっと大変なことが起きるんでしょうが、ともかくまずはどんなことをせんといかんのか、の初動についての理解が深まりました。
避難者受付では、防災倉庫に入れてある受付用紙に、防災倉庫に配備したたくさんの鉛筆で、登録してもらう。一覧表への登録と、それに記載した整理番号で関連付けられた詳細な用紙への登録。
ここが、大事だということが、今回実感できました。
たくさんの人がやってくるので、慌てて登録しようとする。これがダメだ。
ここで、この入り口での情報が、後々に尾を引いて大切になってくるので、ここで、落ち着いてゆっくり、じっくり、怪我がないかとか持病がないかとか、その他の重要な情報を聞き出しておく必要がありました。
やっぱり、訓練でも、やってみんことには問題点がわからない。まあ、その為に訓練している訳ですきんね。
年々、この防災訓練も、良いものになってきた気がします。参加者も増えたし。こうやって繰り返しながらレベルを向上させ、いざという時により良い動きができるようにしておこう。
たぶん、本当のことは、僕らは知らない。わからないけど、少しでも本当に起きることを想像し、イメージし、想定し、それに備えておく。それだけで、減災は進むのだろうと思う。
今、皆の意識が高くなってきた気がします。そんなことを感じた、今年の防災訓練。