潮江橋の彼岸花〔517〕2004/09/14
2004年9月14日(火)高知も晴れました!
今朝は高知へモンちょります。昨夜の雷雨はすごかったですね。突然降り出すので、気持ちよく濡れてしまいました。うってかわって今朝は快晴。心地よい風が鏡川畔に吹いています。とは言いましても、仙台とは全然気候、気温が違いますな。一昨日の仙台は、最高気温が20℃まで上がっちょりませんでしたし、朝晩は寒いくらい。日本も広いですね。
で、今朝は潮江橋。路面電車が気持ち良さそうに快走しよります。歩道と車道の間の植え込みにはご覧のような「彼岸花」。ひまわり太郎が仙台へ行く前は咲いちゃあしませんでしたんで、この2日くらいで突然咲いたんでしょうね。
いつも唐突に咲くのが彼岸花。この植え込みには、以前にもご紹介した「玉簾」が可愛らしい白い花を咲かせゆうがですけんど、それに赤と白の彼岸花が映えてとてもきれいです。
彼岸花は彼岸花科ヒガンバナ属の、中国原産の花。ご覧の様に、花が咲く時期には葉っぱは見えません。花が終わった後で葉っぱが出て来るのであります。
偉大な民俗学者宮本常一さんの有名な著書「忘れられた日本人」の中に、四国の山中の暮らしを調査した話が出て来ます。その中に、飢饉の際、この彼岸花の根っこを何度も何度も水にさらして毒を抜き、食糧にしよったという話があったと記憶しちょります。記憶違いでしたらすみません。昔の山中は、本当に大変やったがですね。
彼岸花の別名は「曼珠沙華」。仏教の教典から来ちゅう名前で、「天上の花」という意味ながやそうです。