久々の三嶺。巨木。原生林。〔5127〕2017/04/29
2017年4月29日(土)晴れ!
今日から連休。と、申しましても小生は、今日は休みですが、明日から3日間は、お仕事。なので、本日、楽しんできました。ああ。久し振りの、三嶺。さんれい。標高1894mの三嶺は、高知県では最も人気のある山かも知れません。
とは言え、都会近くの山に比べたら静かな静かな、三嶺。連休入りしたと言うのに、高知県側から登ると、ほとんど人に会いません。鹿には会いますが。今日も、ヒカリ石の登山口からカヤハゲまでは、誰にも出会いませんでした。大自然独り占め。
三嶺の素晴らしさは、頂上からの眺望もありますが、なんと言うても登山途中の原生林。ブナやトチノキ、トガなどの巨木が、もう、すごい。
土佐藩の御留山でもあったので、樹齢何百年という巨木が当たり前のように森を形成してます。
写真は、さおりが原から少し上がったところに屹立するトチノキ。このトチノキ、林野庁が全国の樹木から選んだ「森の巨人たち百選」に選ばれている、巨木。高知県からは4本の巨木が選定されてますが、そのうち2本が、三嶺、さおりが原近辺にある。
ところで、土佐藩によって伐採禁止に指定されていた山を「御留山」と呼びますよね。おとめやま。ところが調べてみると、「御留山」という名称を使うのは、名古屋、和歌山、土佐藩だけやったにかありません。藩によって伐採禁止とされた山、御本山とか御直山とか御山とか御建山とかの名称が使われた。では、幕府によって伐採禁止された山は何と言うのかと申しますれば、御林。なるほど。
それはともかく、三嶺。三嶺に登ったのは、2015年5月3日以来。なんと、2年振り。そんなに登ってなかったのか。
このところ山を走ったりしてません。なので、身体がナマっちゅうと言うたち。足腰が、全然いけません。ちょっと登るだけでフウフウゼエゼエ。以前は、ヒカリ石登山口から頂上まで、駈け上がるくらいの勢いだったのに。ああ。
今日はさおりが原からカヤハゲ経由で、三嶺。このルート、カヤハゲから三嶺山頂までが、鎖を伝って登っていくような急坂。もうね、そこでね、足が上がらんなりよりました。こんなことではいけません。
また、自分を律し、鍛えんといかんです。ホントです。本当です。これから、痩せます。
でも、相変わらず、良い山でした。疲れましたが。本当に良い山。
山頂には、徳島側から登ってきた人、そして、僕の後からカヤハゲルートで登ってきた人。
面白いのは、ほとんどが、おんちゃんの単独行。
おんちゃんは、一人で山へ行きたくなる。これ、わかる。実にわかります。大きな大きな山、三嶺を登ると、巨大な自然に抱かれ、鳥の声と水音しか聞こえなくなる。
倒木に生えたフカフカの苔の上に横たわり、全身いっぱいに大自然を浴びる。一人で。
多くのおじさんは、そんなことが、好き。