ろうきん駅伝と雪割桜〔5079〕2017/03/12
2017年3月12日(日)晴れ
今日も良いお天気。
昨日。走りましたぞね。高知労働金庫さん主催の駅伝大会。結構歴史のある大会らしいのですが、弊社は初エントリー。初めてなので、どんなのかもわからず、ドキドキの大会でございました。
僕は、組合のメンバーに誘われたので、断れない。ああ。本当に久し振りの駅伝参加となったのであります。さて。その結末は・・・
出場チームは49チーム。そんなにあるのか。で、天神橋と柳原橋の間の鏡川を周回するコースで、1区のみ2.6kmくらいありますが、他の区間は1.8kmで、僕が走る最終6区だけ1.9km。短かいと宣うなかれ。これ、意外に、とても、こじゃんと、キツイ。
で、エントリーに際し、予想タイムを申告しておりましたが、その申告タイムでは49チーム中、49位だったそう。僕はアンカーなので、申告通りにレースが進むと、最後のランナーとなって満場の拍手の中ゴール、てな風景になる訳だね。それは、避けたい。
そんな不安の中、1区がスタート。唯一無二のエース、大村くん。龍馬マラソン3時間半のツワモノが、本格的ランナーの中に混じって飛び出す。すごい。
だって、高知市役所Aとか、高新駅伝で上位に入るようなチームが出てるんだもん。いわゆる、ホンモノのランナー。格好からして、違う。
その中に混じって、黄色いひまわり乳業サッカーチームのよく目立つユニホームに身を包んだ大村くんは、なんと、8位くらいで帰ってきたではないか。大健闘。すごい。
まあ、そこからは、予想通り順位を落としていく展開になる。しかし、2区、女性区間のYさんは5人抜かれで踏みとどまる。すごい。しかし、問題の、3区。
ああ。元サッカー部で身長185cmの、弊社のS常務。彼がですね、意外なことに最初の1kmくらいは健闘し、それほど順位を下げないで走っていたのですが、そこからは予想通り。突然ペースはガタ落ちになって、市民ランナーたちに抜かれてゆく。何人に抜かれたのか、数える元気もなかったというS常務。これからの奮起に期待しよう。まあ、それはそれ。
4区は、最近週に2回ほどボクシングジムに通い始めた営業のHくん。まあまあ、健闘。
5区。無理やり出場させられた営業のOくんは、かなり抜かれるのではないかという大方の予想を裏切り、そんなには抜かれませんでした。その頃になると、随分とランナーもバラけていたのが、その主な理由なんであるが、まあ、それはそれ。頑張りました。
そして、アンカー。僕だ。
苦しゅうございました。いや、ホント。アドレナリンが出ているので、本人の意思に関わらず、足が勝手に飛び出してしまう。ああ。苦しいぞ。
柳原橋のところでかなり離れていた前の選手を追い抜く。やった!と思った瞬間、かなり離れていた後ろの選手に追い抜かれてしまった。チャラか。
前に見える選手は、遠い。追いつきたいと心は思うが、今度は足が、進まない。
そんな状態で天神橋を渡り、緑の広場のゴールへ。
最後の30mくらいは、全力疾走してみました。雄叫びをあげながら。ゴールと同時に倒れこむ。苦しかった〜。
でも、楽しかった。
良いですね、こんなの。大村くんやYさんに言わせると、ハーフマラソンの方が全然楽、とのこと。この短い距離は、全力疾走みたいになるので、キツイ。でも、なんか、達成感も、ある。
順位はたぶん40位くらい。予想タイムよりも数分早く走った僕たちにとっては、まあ、満足のできる結果でした。
駅伝って、やっぱし、エイです。正式タイムが送られてきてから、反省会兼打ち上げをやろう。
とても楽しい体験でした。ろうきん駅伝。良い大会です。
写真は、今日の朝行っちょった、桑田山の雪割桜。須崎市の北東部。
雪割桜は、なんでも、昭和8年に桑田山在住の方々が連れ立って自転車で金比羅、高松、伊予三島、松山、道後とサイクリング。帰って来る際、三坂峠への近道で美しい桜を発見、所有者にことわりをして一枝頂いて帰ってきてさくらんぼの台木に接ぎ木したところ、見事開花。で、2月上旬の雪の季節から咲き始めることから、いつしか、雪割桜と呼ぶようになった、とのこと。
元々は松山の椿神社でみつかった「ツバキカンザクラ」だとか。
その雪割桜を、平成になってから、地元の皆さんが増やし始め、そして今のように桃源郷のような風景を醸し出すに至ったのでありました。
ここにも先人の知恵と努力。
それにしても、美しい。
昨日の疲れが吹き飛ぶ、桃源郷の、朝。