山田の佳いお店と、伏原大塚古墳〔5071〕2017/03/04
2017年3月4日(土)良いお天気!
いや、本当に良いお天気。仕事ですが。
今日のお昼は、ここ。土佐山田。現在は香美市土佐山田町。香北、大栃方面へと抜ける国道195号線沿い。向こうに見えるのが、土佐山田ショッピングセンターかがみ野店様。
土佐山田ショッピングセンター様は、地域密着の食品スーパーとして、ものすごく頑張っておられます。店舗は全部で3店舗。土佐山田町から出て行くつもりは、ない、と、石川社長が語っておられるように、徹底的に地域に密着し、独自の売り場づくりによって素晴らしいお店を実現してます。
いやホント、地域食品スーパーの、ひとつのお手本だと思います。
弊社の商品ももちろんたくさん置いて下さってますが、特に、土佐山田町の雪ヶ峰牧場で生産されるジャージー牛乳は、絶品。雪ヶ峰牧場は、ここから車で5分の山の上。
他のお店になかなか無い商品として、かの斉藤牧場の低温殺菌牛乳や、川添牧場のヤギミルクも。ヤギミルクは、順調に出産も進み、今月中には再開できる予定なのでご期待ください!
で、手前の公園。かがみの店様からは、国道を挟んで北側。国道沿いに「百石」というバス停。
この小さな公園は、実は、古墳。古墳時代後期、6世紀初めから中頃に構築されたと思われる、方墳。伏原大塚古墳。大塚という地名がついていることからも、昔から、ここに古墳があることは認識されてきたのでありましょう。大きい塚ですきんね。
いや、本当に、大きい塚なんでございます。
丁度一年ほど前、ニュースになりました。改めて実施された発掘調査で、この伏原大塚古墳、一辺が40m近い、高知県下では唯一無二、四国でも最大級の方墳であることが、判ったのであります。すごい。
高知では、前方後円墳はほとんど発見されちょりません。弥生時代に大きな集落があった高知ですが、前方後円墳時代は、中央のメインストリームとは少し関係が薄かったのかも、知れません。
で、古墳時代後期になって、大きな方墳。
中央でも、6世紀になると円墳や方墳の時代に変化していく。
気になるのは、奈良県天理市にあるハミ塚古墳。一辺50mの大きな方墳。当時としては最大級。その方墳、いろんな研究がなされておりますが、物部守屋の陵墓である、という説があるんですね。それは、すごい。蘇我馬子に討ち滅ぼされた、物部氏の惣領、守屋。
その守屋の魂を鎮める、つまり鎮魂のために馬子が造営したのが、ハミ塚古墳ではないか、という話だ。
その古墳には、須恵器の破片が散りばめられ、陰陽の思想が見てとれる、と言います。
さて。
昨年改めて発掘調査が行われた、この伏原大塚古墳。
なんとここでも、須恵器の円筒埴輪の破片がたくさん見つかったそうだ。県内では初めての、発見。
つまり。
ここに方墳を造営した勢力は、新しい権力者か、新しい権力者と結びついた者であったのかも、知れません。その新しい権力者は、ひょっとすると、物部氏に関係があるのか。
物部川沿いには、物部郷があったように、物部氏の匂いが濃い地域がたくさんあります。野市の上岡八幡宮さんにも、物部氏に関係がある石船伝説が、ある。
何より、一辺40m近いという大きさ。少し時代が下るハミ塚古墳で、1辺50m。守屋さんの墓かも知れないのに。
新しい有力者の登場。それも、かなりの力を持った。
そんな匂いが、しました。
道路の南側では、かがみ野店様の、良い匂い。良いお店です。お昼ご飯は500円で、色んな美味しいものが、食べれます。