菅公と梅とお月様〔5049〕2017/02/10
2017年2月10日(金)晴れ
冷えてきました。これから山は雪でしょうか。冬ですきんね。
ここは、昨日の朝と同じ、潮江天満宮。昨日、4時半過ぎには見えなかったお月様が、今朝は見えます。そう。昨日の朝の月の入りは5:11で、今朝の月の入りは6:02。昨日も、地平線近くには居たんでしょうが、見えませんでした。お月様は、毎日、50分くらい早くなっていきます。
天満宮拝殿の真上に輝くお月様。満月は、明日。もう、ほとんどまん丸に見えます。右手には飛龍梅。
菅原道真公は、子供の頃から凄かった。神童。幼少期、こんな漢詩を詠んじゅうそうです。右側が読み下しね。
月夜見梅花 月夜に梅花を見る
月燿如晴雪 月の燿くは晴れたる雪の如し
梅花似照星 梅花は照れる星に似たり
可憐金鏡転 憐ぶべし 金鏡転り
庭上玉房馨 庭上に玉房の馨れるを
この漢詩を菅公が創作したのは855年。845年生まれなので、満にすると9歳か10歳だ。まあ、そんな教育を受けてもいたんでしょう。
ちなみに、ネットで調べた現代語訳は、これ。
月の光は晴れた日の雪のようで
梅の花は輝く星に似ている
なんとすばらしいことだろう 黄金色の月が移動するにつれ
庭では白い梅の花が香ってくる
まあ、取り敢えず作ってみた、てな感じでしょうかね。習作としては上等。偉そうに僕が言える立場ではありませんが。詠まれているのは白梅で、この写真は紅い飛龍梅なので、少し情景は違いますが、それはそれ。この風景を見ながら幼い菅公が創った漢詩を楽しんでみるのも、佳いですね。
ところで素朴な疑問。
太陽は恒星で、恒星の周りを回るのが惑星。惑星を周回するのが、あの、お月様で衛星。では、衛星を周回する天体があったら、それは何と呼ぶのだろうか。
同じような疑問を持つ人も居るようで、ネットで調べたら出てきました。結論からいうと、衛星を周回する天体に、特別な名前は、無い。
太陽系では、木星のガニメデが一番大きくて、水星よりも大きい。そんな衛星があるのなら、衛星を周回する天体があっても良いと、思う。
しかし、ネットのアンサーでは、ガニメデなどの大きな衛星は木星の大きな重力の影響を受けているので、周回する天体ができないのではないか、などと書かれている。
う〜ん。納得できます?
確かに、水星や金星に衛星は見当たらない。そうなのか。
太陽系では、衛星を周回する天体は、ない。
しかし、これから観測技術が進み、太陽系外の惑星観測が行われるようになると、遠い将来、ひょっとしたら発見されることになるかも知れませんよね、衛星の周回天体。今のうちに名前を考えておくのも、良いかも知れません。あんまし意味ないけど。