五台山と野中兼山〔50〕2003/06/05
2003年6月5日(木)晴れ
高知へ帰ってきました。このところよく晴れますね。空気が輝いて、街中の景色もとても明るいです。
今朝走ってきましたのは、以前東部水鳥コースと名付けました、高知市東部の高須方面の道です。今朝もたくさんの鳥が、池や田んぼの虫をついばみに集合してました。
田んぼの稲はご覧の通り、60cmぐらいには成長して緑のじゅうたんを広げています。
田んぼの向こうに見える山は、ひまわり太郎がよく走りに行く五台山。行基上人が開いた「竹林寺」や、夢窓疎石が住んだ「吸江(ぎゅうこう)庵」(現吸江寺)があるので、江戸時代には「仏の島」とも呼ばれていた山です。
藩政期初期に土佐藩で活躍、土佐の産業、財政の基礎を築いた大政治家に、野中兼山という人物がおります。灌漑事業をはじめ、ものすごい業績を残したんですが、当時の民衆からは圧政者と見られ、嫌われておりました。その頃巷で流行った俗謡です。
「吸江五台山は仏の島よ ならび高知は鬼の島」