五台山と大河ドラマ〔4938〕2016/10/22
2016年10月22日(土)雨
曇りの予想やったのに、雨。朝から降り続いているではないか。そこで雨中RUN。久々の、雨の中のRUNは、とんでもなく心地良かったです。RUNは雨中に限る。
午後は用事があるので、近場にしました。五台山。雨の五台山は、マイナスイオンたっぷり。素晴らしい。素晴らしいのですが、牧野植物園を通り抜ける際、斜面で滑りこけてしまった。かなり急な斜面。山道を下っていて、尻餅をつくように滑りこけたのですが、勢いで斜面に滑落。見事に一回転して2m程下まで滑落しました。
いや、誰も見てなくて良かった。ではなくて、怪我がなくて良かった。一回転して落ちた斜面は、丁度、土。岩やら石段やらがすぐ横にあったので、そこに落ちちょったらただでは済まんかったと思われます。
よく言われることですが、こんな時って、スローモーションなんですね。横に一回転する間、感覚はスローモーション。事故する時ってこんな感じなんだ、と、冷静に見つめる見つめる自分が居るんですね。痛かったけど。
それはともかく、今日の話題は大河ドラマ。
真田丸、観てますか?
僕はテレビを観ないので、知りませんが、どうやら面白いみたいです。で、第39話で、真田信繁を大坂の陣へ迎えに、明石全登という武将がやって来た、というのがあったにかありません。明石全登(あかしてるずみ)さん。明石掃部守全登さんだ。
実は、その方の墓所の碑、とされる碑が、五台山にあるんですね。以前にも一度ご紹介しました。純信お馬が逢いびきしたお馬岩の、しゅっと近く。鬱蒼としたみかん畑の、中。私有地で、誰も知らないと思います。
僕は、そのみかん畑の地主さん、Tさんに、いつでも入ってよろしいとの許しを頂いております。
謎のキリシタン武将、明石全登。最初に世に現れるのは、宇喜多秀家の客将、軍師として。で、関ヶ原で敗れた後、黒田官兵衛に拾われる。しかし、黒田長政はキリシタンを認めなかったので出奔。そして大坂の陣。松平忠直軍に突撃し、その後消息不明。熱心なキリシタンでした。
真田丸では、先に豊臣方についていた明石全登が、真田信繁を迎えに来る、という役どころであったにかありません。なかなか重要な役回りではないか。
大坂の陣の後は、消息不明。南蛮へ行ったという伝説もありますが、土佐へ落ち延びた、という話もあるんですな。
土佐の香北に落ち延び、家族は香北に残して自分は山内家に匿われた、という話も。
この碑は、昭和47年に、子孫の方が建てられたもので、今もお参りに来られているそう。なので、明石掃部全登さんゆかりのものであることは間違いないと思います。
ところで、五台山には、もう一つ、大河ドラマで重要な役回りをした人物の墓所があります。「樅の木は残った」の伊達兵部さん。平幹二朗さんが主人公、原田甲斐を演じ、伊達政宗の息子、伊達兵部は、佐藤慶さんが演じておりました。好きな大河です。
そんな訳で、五台山には、大河ドラマに出てくる人物の墓所が、2ヶ所。
「明石掃部守全登公 妻墓所之碑」は、お馬岩近くのみかん畑の中。
伊達兵部さんの墓所は、青柳橋東詰から石段のある山道を登っていった、中腹に。
ここに、大河真田丸に出てきた明石掃部全登さんの墓所があることは、ほとんど、知られていません。