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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

金木犀と金星と天津甕星〔4936〕2016/10/20

金木犀と金星と天津甕星

2016年10月20日(木)薄曇り

青空は見えているが、雲も多い。秋晴れ!という訳には、なかなかまいりませんな。しかし、季節はもう、秋深し。
写真は、本社棟の前。大きな金木犀の樹から、秋の匂いが湧き出してきている、そんな風景。毎年、この金木犀は、我々に秋の深まりを教えてくれます。

この金木犀の樹、元々は、高知市内、西秦泉寺にあった、僕が中学校1年の冬から中学校3年まで過ごした家の裏庭に屹立していたもの。その家を取り壊す際、立派な金木犀なので、移設して残すことにしたのであります。
樹勢が少し傾いているのは、秦泉寺時代、建物と塀に挟まれた狭い狭い裏庭にあった名残りかも知れません。

金木犀。キンモクセイ。なんか、金星と木星が一緒になったような名前だが、そう言えば金星探査機の「あかつき」は元気にしているだろうか。
大きなトラブルで、一度は金星をまわる軌道への投入が不可能視されながら、関係者の粘り強い努力で、最初の投入失敗の5年後、見事周回軌道に乗った、という話は、以前にも書きました
調べてみますれば、今も元気に仕事を続けているようです。あかつき。素晴らしい。

金星は、宵の明星でもあり、明けの明星でもある。その美しさは別格で、世界中で愛され、神にもなってきた、金星。ヴィーナスですきんね。美の女神。

日本での金星信仰を調べてみました。

日本書紀。
葦原中国平定の神話に中にでてくるとされちょります。
武甕槌命(たけみかづちのみこと)が葦原中国を平定する際、服従しない神が居た。天香香背男(あめのかがせお)という神で、別名が天津甕星(あまつみかぼし)。
結局、懐柔されてしまうのだが、これは、大和政権ができあがっていく過程での抵抗勢力を表現しているのだとも言われます。
葦原中国平定に抵抗したと言えば、建御名方神(たけみなかたのかみ)が有名だが、天津甕星は、建御名方神と同一神という説もあるそう。

建御名方神は、大国主神の息子にして事代主神の弟。武甕槌命が葦原中国を平定する際、国譲りをする大国主神なのですが、建御名方神は抵抗しまくるんですね。最後は信濃国の諏訪湖まで逃亡する。

その建御名方神と同一神かも知れない、とされる天津甕星が、平田篤胤説によりますれば、金星。
「ミカ」が「厳か(いか)」の意味であるから、と、ウィキに書いちゃあります。本当かどうかは知りません。

平田篤胤が正しいとすれば、金星の神様である天津甕星は、美の女神とは対極にありそうな、反逆の神様なのか。大和政権に従順に従うことを良しとしなかった、神なのか。あんなに美しいのに。
しかし、そう考えながら金星を眺めると、大勢に流されない反骨の星にも見えてくる。
そして、「あかつき」は、そんな反骨心のような強烈な意志が、とんでもない逆境を乗り越えさせた、とも思えてくるではありませんか。
考えすぎです。はい。

話は金木犀でした。
今年も馥郁たる香りを漂わせる本社棟前の、金木犀。台風が来ようが、雲が多かろうが、秋は深まってゆく。


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