重信川南岸の松山市〔4825〕2016/07/01
2016年7月1日(金)晴れ!
暑いですね。夏だ。
今朝は、出勤した後、松山へと行っちょりました。愛媛県の松山市。
松山市というのは面白い形をしちょりまして、南に、盲腸のように突き出した部分があります。西は砥部町、東は東温市。その間、数キロメートルの幅で、南に突き出す松山市。どこまで突き出しちゅうかと申しますと、なんと、三坂峠。久万との境目まで、松山市なんだ。
なんとなく、松山市から南へ、重信川を渡ると砥部町、というイメージが、ある。砥部動物園とか、ありますもんね。
ところが。
ひまわり乳業松山支店は、重信川の南岸なんですが、松山市なんでございます。場所の説明をすると、砥部?とか聞かれます。そりゃあそうだ。しゅっと西側の住宅団地の名前は「砥部団地」。しかし、ひまわり乳業は松山市。
何故、そんなになっちゅうのかは、余所者の私には知る由も、ない。しかし、ひまわり乳業松山支店は、重信川南岸で、まぎれもなく松山市に所在します。
地図を見てみますと、この南は、御坂川という川が、三坂峠の方から北流しています。その川沿いが、かつての街道。以前、走って駆け上がったことも、あります。
川沿いにはお四国の札所、浄瑠璃寺と八坂寺もあって、栄えておりました。なので、松山市の市域としたのでしょうかね。
久万町から、東温市も砥部町も通らずに、そのまま松山市に入ることができるようになっちょりました。
写真は、松山支店北側の、重信川の土手から東の方向を撮影したもの。
右手に見える建物が、弊社の社屋。結構デカイでしょ?
そう。ここは、以前、工場でした。
昭和40年代、松山市天山に松山営業所を開設。そして、準備万端、昭和53年に松山工場を建てたのでありました。色々と場所を探したらしいですが、重信川沿いで、水に恵まれ、松山市でもあり、そして、交通の便が良い、そんな場所。
高知から国道33号線でやって来たら、松山市市街地の入り口に当たります。
その後、交通事情も変化し、高知と松山は近くなりました。で、工場をいくつも持つのは非効率である、ということで、南国工場に統合。今は、営業機能と物流拠点としての機能を持つ、松山支店でございます。
この場所、地理院地図で見てみました。なるほど。水に恵まれているはず。右手の、工場があった場所は、かつての川。旧河道の真上だ。
こりゃあ、どこを掘っても、水が出てくる。現在も、伏流水が建物の下を流れているのは、間違いない。こうやって地理院地図の治水地形分類図を見たら、一目瞭然。
これから、工場を建てたり住宅を建てたりする際には、地理院地図の治水地形分類図を見ちょいた方がエイですね。地盤の硬さや水の便など、よくわかります。
この南側は、小高い丘になっちょりまして、住宅団地。洪積台地。地盤が固い、良い団地だと思います。家を建てるなら、そんな所が良いでしょう。
では、活断層は?
都市圏活断層図というのを見てみよう。この界隈に、活断層は、見当たらない。
少し離れますが、砥部の街の南側に、有名な、砥部衝上断層というのがあります。断層公園になっちょって、衝上断層を目撃できる貴重な場所。中央構造線関係の断層。
ですが、地理院地図の都市圏活断層図は、その場所までカバーしていないではないか。どこをどう、中央構造線が走っているのか、わからない。
そんな訳で、地理院地図は優れものですが、これから、活断層図などを充実させて、もっともっと便利にしていってもらいたい。この写真とはまったく関係のない話ですが。