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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

「人工流れ星」と「打ち下ろし花火」〔4815〕2016/06/21

「人工流れ星」と「打ち下ろし花火」

2016年6月21日(火)降ったりやんだり

夏至。一年で一番お昼が長くなる日。天体の活動と生活が密接な関係にあることが体感されるようになった太古の昔から、ひとつの節目として重要視されるようになってきた、夏至。

天体を観測したり、人工衛星を上げたり、という行為は、人類が、宇宙を利用して何か有益なことをしよう、と考える発想から生まれたもの。もちろん「謎を解き明かしたい」という本能的な欲求も、大きな要因ではあるが。

今朝、いつものように、NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版サイトを見ておりましたら、こんなニュースが掲載されちょりました。なるほど。「人工流れ星」か。これは、既視感があるぞ。

なんでも、日本のベンチャー企業が、打ち上げた人工衛星から様々な元素からなる、ビー玉状の粒子を大気圏に向けて放出し、人工的に色とりどりの流れ星をつくってしまおう、というもの。なるほど。既視感既視感。

今から10年前の2006年春。
ひまわり乳業の乳酸菌を乗せたソユーズロケットは、ロシアのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、国際宇宙センターに到達しました。そして、約10日、宇宙に滞在した乳酸菌は、地球に持ち帰られ、弊社のヨーグルトになったのは、皆様ご承知の通り。
ネットで探してみたら、僕が書いたこんなブログが残っちょりました。ここに写っちゅう小学生がJR.1号で、今は世界を放浪中だ。バイコヌールへは行かんと思いますが・・・

それはともかく。
この事業は、高知県宇宙利用推進研究会という名前の研究会が中心になって、行われました。高知の資源を使って、宇宙を利用した新しいビジネスを自由な発想で考えてみよう、と、つくられた研究会。今考えても、すごいね。
で、その研究会の会長は、当時、高知工科大学副学長で、前職の東京工業大学教授の時に、毛利さんの宇宙プロジェクトにも参加したことのある鈴木先生でした。

研究会ができたときの、鈴木先生の話が忘れられない。
なにも、高度で専門的なことを考える必要は、ない。自由な自由な発想で、宇宙を考えてみよう。例えば。高知には、ミロクさんという散弾銃の世界的メーカーがある。その散弾銃に、様々な材質の散弾を充填し、宇宙から地球に向かって撃ってみたらどうなるか。様々な材質が、様々な色に発光し、花火みたいに見える。名付けて「打ち下ろし花火」。

こんな話でした。
なるほど。そんなんで良いんだ。と、いうことで、色んな話が盛り上がったことを思い出します。

そんな発想をした人、他にも居たんですね。それをまた、ビジネスにしようと。
ただ、ナショジオの記事を読んでいると、宇宙のゴミを増やす可能性がある、と、否定的に考える学者さんも、います。ここはひとつ、宇宙環境にもやさしい研究を、じっくりまったりとやって行って欲しいですな。
今回のは「人工流れ星」という名前ですが、「打ち下ろし花火」というのも、良いと思います。

人類の役に立つのか。
大きな大きな意味で、役に立つと、思います。目の前の実利だけ追いかけても、世の中は、絶対に豊かにならないことは、歴史が証明しているので。

少し、懐かしくなるような記事でした。

ああ。打ち下ろし花火。


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