潮江天満宮の唐綿〔481〕2004/08/09
2004年8月9日(月)晴れ
さあ、高知県ではいよいよよさこい祭りです。今晩が前夜祭、明日と明後日が本番、そして後夜祭、花火とつづきます。高知の夏は誰が何と言おうとよさこいですね。
このお祭り、戦後、観光客誘致のために始めた、日本全国どこにでもある盆踊りの延長のお祭りでした。テープで正調よさこい節を流し、それに合わせてそろいの浴衣で踊るスタイルの、ホントに全国どこにでもあるお祭りだったのです。
それが、昭和40年代に、「青果の堀田」という果物屋さんの踊り子隊がエポックメーキングなチームを作ります。
堀田さんちと関わりが非常に深かった「トラベリンバンド」というプロのバンドをトラックに乗せて、正調よさこい節とは似ても似つかぬ音楽を演奏、振り付けにも非常に自由度を持たせたおもしろい踊り子隊が結成されたのです。そんなことやってくるチームが有ることはまったく想定していなかったので、存在した規則は「鳴子を持って踊る」という項目だけ。
とにかく市民がびっくりするやり方やったので、当然一部市民からはかなりの顰蹙を買いました。しかし。そう、しかしなんです。
翌年には生バンドを乗せたチームが3つくらいに増え、それからあれよあれよという間にそれぞれのチームがそれぞれの個性を活かした音楽、衣装、振り付けでやるようになり、若者に圧倒的支持を得て、パワー溢れるものすごいお祭りへと変化していったのであります。規制が変化に追いつかんかったのが幸いしたんでしょうね。今では全国に飛び火し、ひとつの文化となりつつあります。
あまり知られてませんが、その発信源は高知の果物屋さんやったがです。
さあ、今朝も鏡川~潮江天満宮をたつくりました。写真は潮江天満宮参道脇の家の前の植え込み。手前の花は「唐綿(とうわた)」。かがいも科トウワタ属の、熱帯アメリカ原産の鮮やかな花。種に白い綿毛がつくので、「外来のワタ」の意味で「唐綿」になったのだそうです。
その向こうの紫の花、最近街中のいたるところで見かけますね。こぢゃんち増えました。何という花なんでしょうか?ひまわり太郎には判りませんでした。どなたか教えて下さい!