カーブのある風景〔4773〕2016/05/10
2016年5月10日(火)曇り
そんな訳で今朝は東京。
実は、昨日のにっこりは、東京へ向かう飛行機の中で書きました。で、JALの場合、機内Wi-Fiが15分間無料キャンペーンをやりゆうので、機内でアップしたのでありました。
そんなことはどうでも良いですが、カーブは好きですか?
広島カープではなくて、カーブ。道がゆるやかに曲がってゆく、カーブ。カーブとカープ、僕は、両方好きですが、今朝はカーブの話。
最近、地理院地図にはまっちゅうのはご承知の通り。で、色んな楽しい機能満載の地理院地図ですが、やはり見てて飽きないのが、空中写真。しかも、戦後間もなくくらいの写真から現在まで、街の変遷を空から見ることができる。
すると、現在のなんでもない風景が、過去の営みの痕跡であったりすることを発見して、嬉しくなる。嬉しくなりませんか?
今朝は、築地界隈をたつくってきました。いつもの東京の朝だ。
築地近く、汐留界隈。再開発で、たくさんのお洒落なデザインのビルが並ぶようになった、汐留。あの場所は、汽笛一声新橋を〜、の新橋駅から始まって、その後、国鉄の汐留車庫に。あの広い空間が鉄道の車庫だったのは、昭和62年頃までにかありません。そうか。僕が東京で大学生をしよった頃は、まだ、車庫。行ってみればよかったのに。
そう言えば、あの後、バブルとかなんとかでウォーターフロントがどうしたこうした、みたいなことになったような気もします。
それはともかく。
地理院地図の、現在の空中写真と昭和50年頃の空中写真をも比べてみよう。汐留車庫は、線路が放射状になっていた。現在、汐留のビル群は、電通のビルをはじめとして、ぜんぶ、なんかへんてこりんな形状をしております。土地の区画が四角くない。これは、車庫であった時代の空間を今も引きずっちゅう結果であることが、見比べると理解できる。
写真は、電通のビルの北側。四季劇場との間に、狭い階段通路があります。この通路は、電通ビルの形状に合わせるように、カーブしているのがわかりますでしょうか。
これが、引き込み線のカーブの痕跡と言えることを、誰が知っているだろうか。このカーブを向こうへ延伸すると、朝日新聞社さんの南に向けてカーブが続き、築地市場の青果部へ。そこには扇型のプラットフォームが今も残り、そこに貨車が横付けされていた時代をしのばせてくれる。全部、痕跡カーブ。
僕は、カーブマニア。この写真のようなカーブを見ると嬉しくなる。ここを貨物列車が走っていた風景を妄想し、楽しくなる。
世の中にはカーブマニア、多いんだろうか。
そう思い至り、Googleで検索してみました。カーブマニア。カーブ愛好家。
世の中の、綺羅星のように輝く夢のようなカーブがたくさん現れてくると思い、ウキウキして検索してみますれば。。
意外に、少ないんですね。カーブマニア。
鉄道の現在のカーブを紹介する動画ページなどが出てくるものの、この写真のような素敵なカーブを紹介したものは、ない。少し、寂しいような嬉しいような。
そう言えば、カーブで思い出しましたが、高知県立南高校の西側、旧競馬場の痕跡カーブ。あそこを競馬馬が疾走していた風景を簡単に思い浮かべることができる、素敵なカーブ。
南高校は、西高校と一緒になることが決定しちゅうと言います。そうなった時、あのカーブはどうなるのだろうか。南高校の場所に、別の施設が建設されることになった場合、どうなるんだろうかと、カーブ愛好家の心を揺さぶる高校統合問題。