高知駅の記憶〔4761〕2016/04/28
2016年4月28日(木)晴れ!
昨日、以前の高知空港、つまり日章の飛行場の建物があった場所について書きました。人間の記憶なんぞというものは、あやふやなものだ、という話。そこで今朝は、高知駅だ。
高知市民には、この、高知駅の風景、当たり前のものになってきました。この新駅舎が完成し、新しい高架の線路の利用が始まったのは、2008年2月26日のこと。もう、8年にもなるんだ。ついこないだの様な気がするのに。
で。
以前の駅舎はみなさん、さすがに覚えちょりますよね。では、あの当時、線路はどこを走っておったのか。改札口は、今で言えばどの辺にあったのか。
正解を申し上げます。
写真をごらんください。プラットホームrと線路は、この、目の前にありました。駅舎のこっち側。
旧駅舎で営業した最後の日を、このにっこりでご紹介しちょります。2008年2月25日。ホームの間の陸橋の上から撮影した風景。その2008年2月25日の写真をよく見ると、右端に、現駅舎2階部分、「く」の字型にせり出した独特のドームの柱が写っちゅうのがわかります。そう。あれが今の駅舎。と、言うことは、今のセブンイレブンとかの真ん前が3番線の線路。そしてホームがあって、2番線、1番線。
翌日の営業開始日、つまり2008年2月26日の写真をご覧ください。とっと向こうの明るい部分が現在の駅舎。改札口は、今の電停の界隈にあったのである。意外でしょ?
なんか、意外な気がするも、それが事実なんですね。
すっかりと駅前の風景も変わってしまい、以前のことを忘れてしまう。昨日の高知空港もそうでしたが、高知駅でも、同じことが起こっておりました。
2013年8月8日のにっこりで、高知駅の工事の変遷と風景の変化を整理しちょりますので、一度ご覧頂ければ幸甚幸甚。
ところで、旧高知駅の動画がないものかと、YouTubeで色々と検索してみました。いっぱいありますね。流石に。
その中に、国鉄からJR四国に変わった際の1番列車の動画がありました。これ。
昭和62年4月1日の事。まだ暗い高知駅のホームを、「いい日旅立ち」と書かれたエンブレムを付けた汽車が、颯爽と出発していく。そして割れないくす玉。
これは貴重な映像だ。
JR四国の1番列車が高知駅を滑り出していく。その出発に合わせ、見事にくす玉が・・・割れない。そんなスタートだったんだね、JR四国。
それはともかく、高知駅の風景。
人の記憶はあやふやなもの。
この写真の、この、僕が立っている目の前に1番ホームがあり、右手の電車の停留所の界隈にあった、改札口。YouTubeを検索してみると、ありました。新駅舎開業直後の、動画。これを見れば、今日書いてきたことがよく理解できると思います。
この現在の風景に昔の記憶を重ね合わせてみると、なんか、不思議な感じします。しませんか?