幸せだと思う時間〔4756〕2016/04/23
2016年4月23日(土)晴れのち小雨
昨日は、大月町へ磯遊びに行っちょりました。赤泊という大自然満載の海岸で海の幸を採った挙句の浜辺の大宴会。
で、今日は、大豊町の山奥にて山菜狩り。
このにっこりひまわりでも、幾度かご紹介してきた、大豊町岩原。弊社の総務部長の実家。その実家は、10世紀、藤原純友の乱で瀬戸内から逃れてきた純友係累の、子孫が、その家とされちょります。落人伝説の中でも、平家落人よりも2世紀以上も古い、由緒正しき落人。
その末裔、下村さんが、毎年ご案内してくれる山菜狩り。
大豊町は、ゼンマイ生産量は、全国一。人口4000人に満たない山村ですが、山しかないですが、山の幸が溢れる大豊町。実際、吉野川に流れ込む支流の谷沿いに、奥深く奥深く、こんなところの先に人類が居住しているのだろうか、と思うような場所に、たくさんの人々が裏す大豊町・
こんな場所で、人々が幸せに、生業を持って、暮らす。
これが地方創生。これ以外に、「地方創生」なんぞは有り得ない、と、強く感じる今日この頃。
写真は、岩原、下村さんち。
下村さんちは、谷を挟んだ急斜面を手入れして、ゼンマイを栽培しておられます。栽培。
田んぼとかではなくて、斜面を、一生懸命手入れして、ゼンマイ畑。
雑草の草引きが大変。人を雇うて草引きをしているとのこと。その、手の行き届いた山の斜面には、夥しいゼンマイ。
ゼンマイは生活の糧でもありますし、我々素人が食べられるように干したり揉んだりするのも大変なので。今日はもっぱら、ゼンマイではないくて蕨と虎杖。
斜面をたつくりながら、たくさんの蕨、虎杖を収穫しました。
良かったです。素人の小生でも、夥しい蕨と虎杖。
下村さんちは商売にしているだけありまして、ゼンマイを干したり問題rの設備がどっシコ。大きな、炭火で沸かす五右衛門風呂みたいな釜もありました。
写真は、そんな釜のひとつ。
お湯を沸かし、それに虎杖をつばけてホトビラかせながら皮を剥いでいる風景。
弊社の若手社員、山本くんも、下村のおばあちゃんのご指導のもと、頑張っている、そんな風景。
昔からどこにもあった、山の風景。生業の、風景。
美味しい山の幸を堪能しながら、そそて山のお酒を堪能しながら、日本のあるべき姿、幸せな姿に想いを致す。そんな時間。
僕らは、幸せだと、思う。