香川で朝うどん〔4697〕2016/02/24
2016年2月24日(水)曇り
今日は広島でお仕事。今朝、早朝に会社へ出勤して一仕事済ませた後、車で坂出駅へ。香川県坂出市の坂出駅。で、坂出駅前の駐車場に車を停めて、マリンライナーで岡山。そして新幹線で広島へと向かう予定でございます。
そんな訳で、朝うどん。
香川と言えば、うどん。この「うどん文化」は、日本に冠たる素晴らしい文化である、と、確信します。いつの間に、こんな文化が構築されてきたのか。確かに、讃岐うどん、手打ちうどんというのは、小生が子どもの頃からありました。家の近所に手打ちうどんの店「二十四万石」ができたのは、小学何年生の頃やったでしょうか。あの、コシのある手打ちうどんは衝撃的でしたね。生まれて初めて食べた手打ちうどん。
あれから幾星霜。
社会人になって、香川へ行くことがあるようになり、そして食べたのが「しょうゆうどん」。今もある有名店の「しょうゆうどん」。茹でた麺を、生醤油と柚子だけで食べる。大根とおろし金を渡され、自分で好きなだけ大根おろしを作ってかけて食べる。初めて食べたときは、大根おろしをかけすぎて辛くなる、という失敗を誰しもしでかしてしまう、しょうゆうどん。
で、一口に讃岐うどんと言いましても、様々なバリエーションがあることが少しづつわかってきた、若かりし日々。
ウィキを見てみますと、香川県におけるうどんの生産量について「1980年代は1万トン台中盤から2万トン台中盤、1990年代は3万トン強から4万トン台後半、2000年代前半は5万トン弱から6万トン台中盤であった。2009年の生産量は59,643トン(小麦粉使用量)、全国1位であり、2位の埼玉県の2倍以上となっている。1980年にはわずか5%でしかなかった日本国内シェアは、以後四半世紀で四半分に迫るほどの伸びを見せた。」とある。
そう。小生が社会人になって現在に至る過程は、香川のうどんが発展していく過程と軌を一にしちゅうと言うても過言ではありません。
昔は、こんなに、香川のうどん、香川のうどん、言いよりませんでしたもんね。
以前、Jr.1号2号が小さい頃は、日曜日とかに、よく、日帰りうどんツアーへ出掛けたものです。高知県人なら、よくあること。早朝、高知の家を出て、朝から晩まで香川でうどんを食べて帰って来る。なかなか楽しゅうございました。
弊社は坂出に支店があるので、そこの社員さんたちに、うどんのお店情報を教えて貰うたりもしましたね〜。
今朝は、坂出の、朝6:30から開いちゅううどん屋さんに寄りました。朝7時というのに、結構なお客さん。朝っぱらから皆さんうどんだ。
写真は、かけうどん、生卵、手作りおむすびで、320円。おいしゅうございました。
ウィキによりますと、香川県人の90.5%が「週に一回以上うどんを食べる」そうです。ちょっと食べ過ぎ。確かに安いので、うどんを主食にすると、食費が抑えれる。
しかし、朝から晩までうどんを食べると、血圧が舞い上がり、生活習慣病まっしぐら、とも言われますので、気を付けんといけません。
ともあれ。
地元の人たちが楽しむ。それを見て観光客が訪れ、感動し、リピーターになって増えていく。これだ。高知のひろめ市場と同じ構図。最初っから観光客目当てにプロデュースされたものでなく、香川県人の習い性が、この素晴らしい文化を育み、観光客を呼び寄せている訳だ。
高知県人の、昼間っからお美味しい肴を食べながら酒を飲んだり議論したりする習い性。それが、独特の文化を育み、観光客を呼び寄せる。同じ構図。理想的な観光振興だと想います。