いろんなライオン岩〔4662〕2016/01/20
2016年1月20日(水)晴れ!
それにしても、昨日は1日降りましたね〜、雪。高知では、こんなことも珍しい。それでも高知市内では積もるような降り方ではなく、ただただ、冷やい1日でした。
今日は、徳島自動車道が途中積雪で通行止めになっちょりますね。あっちが降りゆうがでしょうか。昨日は日高村とか、ちょっと西の方がエラい降っちょったにかありません。
まあ、冬ですきんね。雪くらいは、降ります。雪山、楽しみになってきました。
さて。
今日の話題はライオン岩。何度か、このにっこりでも話題にした、ライオン岩。
高知でライオン岩と言えば、高見山でしょう。正式名称は皿ヶ峰。しかし普通は高見山と呼びます。その高見山の中腹。山頂から東側へ下る道と、筆山から鷲尾山へと向かう登山道が出会う場所。そこに、チャートの巨岩が屹立しちょります。その岩が通称「ライオン岩」。
しかし、現地では、何故ライオン岩と呼ばれるのか、全然わかりません。普通の巨岩に見える。その岩の上は眺望絶佳で、鷲尾山へトレッキングなどに行かれる方は、そこで休憩したりされます。ライオン岩。
その岩が何故ライオン岩と呼ばれるのか、その理由を発見したのはいつのことでしたでしょう。筆山の西麓から、高見山の西麓の方へと南下しよったときのことやと想います。
高見山の西麓近くにある、高見山という名前の由来となった菅原高視さんの邸跡へ行きよった際かも知れません。
ふと、ライオン岩の方を見上げると、、おう、ライオンだ。
筆山と高見山の間の西麓から見ると、こんな風に見える。ここから見た人々が、いつしかライオン岩と呼ぶようになったのだという発見をした時は、嬉しかったです。
実際の肉眼では、かなり遠くに小さく見えます。
今日は、デジカメのズーム倍率を高めて、撮影しました。こんあ感じ。立派なタテガミ、そして突き出したお尻。そして前脚。立派な雄ライオンの姿がおわかり頂けると思います。
そこで、ネットでライオン岩というのを検索してみました。全国にはどんなライオン岩があるのだろう。
一番最初にヒットしたのは、東伊豆のライオン岩でした。
伊豆半島の東海岸、大川温泉という温泉郷の海にある岩。なるほど。ライオンだ。
次にヒットしたのが青森県津軽半島、小泊のライオン岩。
ここはすごいですね。そのライオン岩にちなんで道路に「ライオン海道」という名前が付けられ、ライオン像がいくつか建てられちゅうという熱心さ。公園の名前はライオン公園で、そこに架かる橋はライオンベイブリッジですきんね。かなり、おだっちょります。
この岩がライオンに見えるかどうかは、皆さんの想像力にかかっちょります。
その場所は、徐福伝説最北の地、ということで徐福さんの像もあるんですね。秦の始皇帝に命令され、不老不死の薬を求めて東の海へと旅立った徐福さん。高知を含む、日本各地に徐福がたどり着いた、という伝説がありますが、もし、津軽半島まで行ったのだとすれば、なかなかに遠い。徐福一行、冷やかったでしょうね〜。
あと、北陸の、かの東尋坊にもあるんですね、ライオン岩。遊覧船からでないと見えない岩、ライオン岩だが、これがライオンに見えるあなたは、かなりの想像力だ。
まあ、龍河洞の鐘乳石に色んな名前をこじつけたのと同じ行動原理でしょうか。
ともかくも。
この高見山のライオン岩は、この地点から見たら、全国のライオン岩にもひけを取らないライオン岩と思うのだがいかがだろうか。
そう。肉眼では、もう少し小さく見えるので、まさしく。座って脚を前に出した、立派な雄ライオン。